毎日文庫<br> ほとほと―歳時記ものがたり

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毎日文庫
ほとほと―歳時記ものがたり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784620210438
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人生の「四季」を描いた髙樹文学の最高傑作! 日本人の感性が凝縮された季語を縦糸、忘れえぬ人との邂逅を横糸に、幻想的に紡がれた24の物語。

内容説明

夫の若き日の過ちに心を閉ざし、緑色の石の中に生きる妻を描いた「翡翠」、幼くして母を亡くした少年海太が見た絵の中の魔女の正体(「春の闇」)、山間のせせらぎをたどって集める亡き人の置き土産(「秋出水」)ほか24篇。日本人の感性が凝縮された「季語」を縦糸、忘れられない人との邂逅を横糸に、幻想的に紡がれた珠玉の掌篇集。

目次

新年(ほとほと)
春(猫の恋;春の闇 ほか)
夏(翡翠;鳴神月 ほか)
秋(笹まつり;秋出水 ほか)
冬(牡蛎殻;寒椿)
春(夜の梅;小町忌 ほか)
夏(竹落葉;紫陽花 ほか)
秋(星月夜;虫時雨 ほか)
冬(寒苦鳥)

著者等紹介

〓樹のぶ子[タカギノブコ]
1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教養科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞、『小説伊勢物語 業平』で2020年に泉鏡花文学賞、2021年に毎日芸術賞を受賞。2009年紫綬褒章受章。2018年には文化功労者に選出された。他の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

80
季節を表す言葉は、季語として日本人の感性を刺激し、心を動かす力を持っています。そんな日本の季節に関わる掌編小説を集めた本。「滝壺」と「星月夜」の二編は、美しさの裏側にある傷を露にする。目の前の情景だけを見たいのに、何故か昔のことが思い出される。「翡翠」は、若き日の夫の過ちに心閉ざし、緑色の翡翠の中に生きる妻の性を描いた作品。「銀杏」と「紫陽花」の二編は、ユーモアがあり面白かった。「ほとほと」は、謎の男が女に幸福を持たらす神話めいた話。物語の大半に死者や年寄りが登場するが、暗さを感じない明るい色調の作品。 2024/05/06

ちょん

23
優しい。日本の良い雰囲気に包まれて、いい気持ちとせつない気持ちの間を漂わせてくれるような一冊。読んでよかった(*´ω`*)ちょうど母親の実家(和歌山の山の中)に向かう途中に読んでいたのですが、いい雰囲気に包まれました。2024/07/02

ryohjin

8
季語をタイトルとしたそれぞれが文庫本12ページ足らずの24編の物語。季語に導かれて亡き人や大切な人との邂逅が描かれています。人生の断片から滲み出る情感が、心の深いところに染み込んできて、静かな余韻の残る読書となりました。2022/03/19

量甘

6
季語から広がる24の不思議な物語。季節の移ろいの中で人の魂が響き合い、懐かしい人々との思い出が蘇ってくる。季語の世界に浸った。『ほとほと』『滝壺』が印象に残った。2023/01/10

ポメ子

6
歳時記の言葉をイメージして作られた24の短編集。高尚な感じだが、どれも読みやすかった。印象に残ったのは、「帰雁」と「滝壺」。2022/06/14

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