出版社内容情報
真珠湾で空母〈赤城〉を失った大日本帝国海軍は部隊を再編成する。第一機動艦隊に〈大和〉〈武蔵〉を配すのだが。
内容説明
大日本帝国海軍の第一航空艦隊は、誰にも発見されないまま真珠湾の第一次、第二次奇襲攻撃を成功させた。そして司令部内での対立を経て、第三次攻撃隊が発艦する。しかし、そのわずかな間隙にアメリカ陸海軍は残存戦力を集結し、一部は民間機も徴用して迎撃戦闘を行った。そして、爆弾をくくりつけた民間旅客機を操縦する予備役のパイロットが、空母“赤城”に体当たりして…?
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年2月、北海道生まれ。SF作家。臨床検査技師を経て、1995年『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ノーネーム
1
いつの間にか『武蔵』就役してるし。次はミッドウェイか。これ迄は英国が主敵となっていたが、次巻からはいよいよ合衆国が出てきそう。2017/02/13
YS-56
1
この世界線でもあの島は運命の交差路となるのか?電探で未来は見通せるのでしょうか…。2016/07/09
Meistersinger
1
電探開発と山本五十六の「第二次ハワイ攻撃作戦」。このシリーズは組織内の矛盾がテーマになるかなぁ。2016/07/08
へ~ジック
1
大和開発に焦点を当てた前作の後を継ぐ続編ですが、大和はほとんど出てきません。今作では新兵器・電探の運用に焦点が当たっています。それはもうタイトルを「大型新人<デンたん>」に変えた方が良いと思ってしまうくらいです。親御さんはデンたんの為に奔走し、迎えた男たちはデンたんの為に思い悩み、空の戦士達はデンたんの導きで戦う。みんながデンたん無しではいられない体に為って行くのは面白かったですね。2016/07/03