出版社内容情報
人類と有翼人(イカロス)が共存する日本で、有翼人を規制する法律が国会で成立してしまう。人類とイカロスは分かり合えるのか?
内容説明
翼を持ち、空を飛ぶ能力を有した人々―イカロスが日本には一千人近く暮らしていた。高校三年生の自在はるかも、そんな有翼人のひとり。そのはるかの前にある時、刑事が現れて、彼女が警察の監視対象となったことを伝える。先の国会で、イカロスを規制する法律が成立していたのだ。空を飛ぶことを制限されたイカロスたちは抵抗しようとするが、そこに国家権力が立ちはだかり…!?
著者等紹介
小川一水[オガワイッスイ]
1975年、岐阜県生まれ。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
15
初期作品だけに無理はあるが、嫌いではない。2016/07/26
まつじん
10
なんか若くていいですねぇ~という感じのするSFでした。2015/11/30
はづき
4
何者にも縛られず空を征くイカロス達が、自分達の可能性について理解出来ていない普通の人々により窮地へと追いやられるものの、なんとか主体性を守り切り、人類全体の目指すべき未来まで提示してゆくのが気持ちの良い作品でした。俺もイカロスになりたいw2015/11/07
こまるみ
3
中学生の時にNHK青春アドベンチャーのラジオドラマ版再放送を聞いてから今までずっと気になっていた作品なので、今回の復刊は嬉しかったです。10数年前の作品ゆえ今読むと時代を感じるところもあるけれど、広い空をいろんなものを吹っ切って飛びたいと願うイカロスたちの描写が良かったです。2015/11/01
史
1
自由の空を駆け回る羽根を持つ人々と、凝り固まった組織との対抗戦。ディストピアや反政府反社会と言うには後書きで書いているように勢い重視というか。だけどもだからこそ、その天高く舞い上がるような爽快感はある。しかしながら終わり方は『Detroit: Become Human』っぽさがありますよね。そう考えると自由を求める少数者の物語は横繋がりなんですかねえ。2021/07/23
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