内容説明
「あんたは、その子を、しあわせにできるんかいな」ほんなら堂が帰ってきた。怖そうだけど、あったかいロングセラー待望の第2弾。においガラス、鬼のこづち、人魚のうろこの粉―ちょっと怪しげな道具の力を借りて困難に立ち向かう勇気と成長の物語4話を収録。
著者等紹介
楠章子[クスノキアキコ]
1974年大阪生まれ。第45回毎日児童小説・中学生向きにて優秀賞受賞。2005年、『神様の住む町』でデビュー
日置由美子[ヒオキユミコ]
挿絵画家。福岡県生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン学科卒業。書籍表紙、挿絵を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
古道具ほんなら堂2冊目。命をテーマにした4つの短篇。作者の楠さんが友人の死をきっかけにこの本が生まれた。見た目はちょっと怖そうな主人公のおばあさんの燈花さん。でもそっと関わって手を差し伸べてくれる。死に触れる事で命について改めて考えさせられた。2021/01/11
BlueBerry
36
1の方が面白かったですね。命の事に拘りすぎて内容としては広がりに欠いた感じでした。2013/11/07
深青
21
ほんなら堂2作目。テーマが「生」と「死」とあって、全体的にちょっぴり重めのお話達になってます。だけど、良かった。子供達に是非とも読んでもらいたいなぁ…。今回の中では「鬼のこづち」が印象的だった。生き辛さを感じる時もあるけだろうけど、誰かが側に寄り添って手を差しのべてくれてると思うと、頑張ろう!ってまた歩き出せると思う。大切な人に手を差し伸べられる人になりたいものだ。2015/07/18
美月0217
15
古道具ほんなら堂シリーズ。今度は命にまつわるお話です。古道具ほんなら堂に出ていた人も出てきます。(橙花さん以外にも)どのお話もちょっとうるっときます。私たち大人にも良いですが子供たちに読んでもらいたいお話でした。2014/02/11
ぶんこ
11
健康不安を抱えている身には辛い本でした。 しかも子供が主人公だと、より辛くてダメでした。 一度は読むのをやめましたが、最後まで読み切りました。2014/02/23