内容説明
かげまるは、5年まえ、けんたくんという男の子が生まれとき、いっしょに生まれました。そして、それからずっと、ふたりはなかよしでした。けんたくんが赤ちゃんだったときは、いっしょに、毛布のかげですやすやすや。そして、大きくなったけんたくんが、外であそぶようになると、足もとのかげのなかで、いっしょに元気に走りまわりました。でも、このごろへんな感じです。かげまるが、いくらはなしかけても、けんたくんはぜんぜん、へんじをしてくれません。かげまるは、一人前のかげの子になって、また、けんたくんに気づいてもらおうと、旅に出ることにしました…。
著者等紹介
矢部美智代[ヤベミチヨ]
東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。主な著書に第36回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれた『雨あがりのウエディング』(講談社)、『なきむしはるのくん』(PHP研究所/第12回ひろすけ童話賞)など。(社)日本児童文芸家協会常務理事
狩野富貴子[カリノフキコ]
高知県生まれ。広告の仕事を経て、絵本や挿絵の世界に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
第51回青少年読書感想文コンクール課題図書 中学年 かげまるはかげの子ども。けんたくんが生まれた時一緒に生まれました。二人は仲良しでしたが大きくなるとけんたくんが話しかけてくれなくて…。先輩のシャドウさんに相談して一人前のかげになるために、かげまるは旅に出ます。2018/10/01
刹那
10
どうゆうこと!?ってなったわたしをよそに、次男の方が楽しんだ様子です。スラスラと感想をいってくれました♪かげまるが一人前に立派になったねーと言ってました(*^^*)2014/05/08
かち
5
読み聞かせでリクエストのあった本。…影が旅をする…という設定が個人的には斬新だった。猫ののらきち←ストレートだw …がカッコいいです。2014/06/15
みとん
4
司書の集まりの際に、お題に沿った本を持ち寄ることになっているのですが、今回のお題は「表紙が赤い本」(笑)とりあえず赤いものを探しだし、読んだことなかったので読んでみました。けんたくんの影に住むかげの子・かげまる。けんたくんと遊んだりしていたのに、ある時から気づかれなくなって・・・。先輩かげに相談し、旅に出てみることにした!かげまるが旅で出会った人や動物たち。けんたは何故かげまるに気づかなくなったのかな?大きくなったからかと思ったのですが、大人とも普通に話してたし・・・何でだろう?のらきちがカッコいい!2016/10/27
kenbo
3
ぼくのかげの中にかげまるが来てほしくなった。2009/07/03