著者等紹介
越水利江子[コシミズリエコ]
1952年、高知県生まれ、京都育ち。『風のラヴソング』(岩崎書店)で日本児童文学者協会新人賞・文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞
はたよしこ[ハタヨシコ]
1949年、岡山県生まれ。絵本の制作や挿絵を中心に、知的障害者のアートサポートにも力を入れている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
円舞曲
10
猫が歌い、尻尾でリズムをとって、結晶させる人間の涙キャンディ。「思い出の味」は甘酸っぱくて、「人生の味」は、苦い。不思議なキャンディは猫にとってどういうものなのかしら?「ツメとぎカーテン」「名物またたび饅頭」「もて遊んでたのしいねずみフーセン」などの屋台も楽しそう。2012/02/23
もーちゃん
8
温かい。赤ちゃんの頃の記憶なんてないけど大事に大事にされてきたからこそ今のわたしがいるんだよな~。2013/02/13
renren
3
ねこの夜店のノボリなんかが凝ってて可愛かった。そういうおふざけユーモアものかと思ったら、ホロっとくるストーリーの可愛い本でした。今度妹が生まれる甥っ子にあげよかな。ぶちねこにも幸あれ。2021/08/09
遠い日
3
絵本だが、物語に勢いがあり、ミステリアスでファンタスティックなお話だ。飼い猫のマァについて行った、猫たちの集う月夜の猫市。うさんくさいブチ猫の商う不思議なキャンディ。たったひと粒のそれは、カンタの知らない記憶にまつわるものだった。赤ちゃんの世話に忙しいおかあさんの心を知ったカンタの、成長も健気。2013/12/24
こどもふみちゃん
3
3・4・5・6・7歳向け。 中々良かったです(^-^)。 猫が色々な人間の涙を結晶化させてキャンディにして、猫の市場に売りに行くのです。猫のマァが結晶化させた妹の涙をを持って家を出ていくのを見たカンタは、猫市場へついて行き妹の涙を取り返したから、さあ大変(゜o゜)。 またさらに、店に売ってあった別の虹色のキャンディの出所も明らかに。ちょっとどきどきはらはら、ちょっとうるるんのいい絵本でした。2010/09/09
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- 和書
- 織田信長 岩波新書