出版社内容情報
直木賞受賞第一作!富士山麓の苺農家を舞台に新たな人生を模索する家族の物語。甘い苺づくりに夢をかける“甘くな~い”お仕事小説。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
406
荻原浩は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。直木賞受賞第1作ということで、期待して読みました。著者らしいハートフルなストーリーではありますが、ストロベリーライフとして糖度と感動が不足している感じがします。完熟する前に収穫してしまったのでしょうか?苺栽培の知識は、身に付きました(笑)2016/10/08
ウッディ
301
父が倒れ、実家の農業を手伝うことになった主人公。慣れない仕事に戸惑いながらも、イチゴ作りにのめり込んでいく。かつては農業を嫌い、グラフィックデザイナーになった主人公であったが・・。どんな仕事でも、一生懸命な姿はカッコいい!2017/06/30
まちゃ
288
東京でフリーのグラフィックデザイナーとして働いている恵介。静岡でイチゴ農家を営む父親が倒れたことを切っ掛けに、妻子を東京に残し、実家のイチゴの収穫を手伝うことに。家族の絆と日本の農業再生の物語。テーマ自体に新鮮味は感じませんでしたが、読み易くて楽しめる作品でした。2017/01/01
きさらぎ
262
本当に大切なものに気付くには一度距離をおくことが必要だ。「東京へ行きさえすれば何もかも変わる、何かになれる、なんて思ったら大間違い。自分で変わろうとしなくちゃ、どこへ行ったって同じ」機会が増えてもそれを活かせなければ場所を変わる意味がない。農業を営む両親の気まぐれのような方向転換や事業拡大が一人息子である自分のちょっとした言動にあったことに気付きそれを受け入れるにはある程度の年月と自身が親になるという過程が必要であったのかも。ポリシーなんてほぼほぼでいい、誰と一緒にいたいかを見極めるほうがずっと大切。2017/02/19
しんたろー
230
正に荻原さんらしい、ヒューマンコメディ・・・今回は笑いに関しては抑え目だけど、それでも所々でクスッと出来たし、未知なるものに挑戦する主人公に共感できた。それも、熱血で目標を見据えたタイプではなく「巻き込まれ型」なので共感し易い。登場人物たちも親近感が湧く「いるいる!」と思える人が多いので、会話や情景が目に浮かぶ。(相変わらず、子供の描写も抜群!)時間をかけて創れるNHKで映像化すれば、農業再生や地域再生をテーマにした良質な人間ドラマになるとも思う。最後の夫婦の指でのやり取りもホロッと出来て気持ち好く読了。2018/03/12
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- 和書
- 三毒狩り 〈上〉




