内容説明
俺、24歳、フリーター。今日、おふくろがガンで死んだ。4人の父親かもしれない男の名前を残して―。2007年要チェック作家の小説デビュー作。
著者等紹介
三枝玄樹[サエグサゲンキ]
1981年、東京・池袋生まれ。99年、18歳でラジオ番組の作家としてデビュー。同年、映像制作会社オフィスクレッシェンドに所属。ラジオ・テレビ番組、WEBコンテンツ、コンサート映像など、様々な媒体を仕事場としながら、数多くの作品構成を手掛ける。小説家としても『混合男児』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのとき
2
映像的な文章。本としての魅力に欠ける。不自然が最初からずっとつきまとい、それを払拭するほどのラストを期待したけど、ラストも不自然。残念。2018/02/04
sai
2
文章は若く、構成も平坦だが…、会いたいのか、会いたくないのか分からないなかでも探さずにはいられなかった父。旅の終わりが印象深い。浮薄だとされそうな奔放な性を持つ母が産み育てた息子は急激に成長した。父親かもしれない4人がそれぞれの力で支え合うように4人の生をまとめ上げる存在になってしまった。とても気分がいい。ラストの一行が好きだ。「昭和五十六年三月十五日。妊娠六週目らしい。幸せ…。」彼は望まれてこの世に生を受けた。父親も解らないが前が明るく、視界がいい。2014/01/23
はんなりはん
1
他のレビューと同じような感想です。内容が薄いし、主人公都合で物語が進みすぎて途中で白ける。最後もなんだかなーって感じ。読み終わった時の満足感は皆無。よくこんなのを出そうと思ったもんだ。2018/07/18
めい
0
小説でしかありえない設定なので、のんきに笑えた。人との関わりあいが、希望を生むのを感じた。2014/02/10
スナフキン
0
表紙にひかれて、読んでみました。 とっても読み易くさらさらと読めたけど、読みごたえはなかったかな。 ほのぼの系の内容でした。2012/02/03