御庭番の明治維新

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620106465
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

若き日に御庭番として活躍した老武士が目のあたりにした幕府の崩壊。芝居好きが高じて、おででこ芝居の座頭になった若旦那の災難等々。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

21
『蚤取り侍』でもいろいろと新しい知識を教えてもらった作者に今回もいろいろ教えてもらった。「ずっこけ師匠」は就職することを意識した効果的な指導をする手習いの師匠の話で楽しく読めた。「打首獄門ー新潟明和騒動ー」のようにシビアな内容の作品も同じ短編集で読めるのがいい。2019/04/15

剛腕伝説

18
表題作含め七篇の短編集。徳川の世の最期に、右往左往する幕府を元御庭番の目から描いた「御庭番の明治維新」。荒淫将軍と揶揄された第11代将軍家斉の滑稽な話。芝居にうつつを抜かし排籍された若旦那の話等々、どれも興味深いが全ての話も唐突に終わる。多分、史実や実際にあった出来事の資料を精査し、小説に仕立てているので、どうしてもそういう終わり方になってしまうのだろう。 悲惨な結末の話も多い。 それにしても、当時の風俗や事件を知ることが出来る貴重な1冊であった。2021/08/03

あかんべ

3
初めての作家さん。色々うんちくもあり、勉強になる。クスッと笑う名言もある「年のせいかこの頃居眠り物忘れ、放屁が繁しくなったそろそろ隠居願いを出す頃合いと思うが」うーんこれがバロメータか!子供が親を省みないと愚痴る人に「子供は小さいうちに一生分の親孝行を済ましちまうんだって」目から鱗です。お気に入りはずっこけ師匠、座敷牢2012/03/04

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