内容説明
幕府の金山経営を一手に握り、家康さえも恐れた異能の男・大久保長安。三河一向一揆を指揮し、家康を滅亡の寸前まで追い詰めた本多正信。ひと睨みで二百余の諸侯を震え上がらせた、家康の懐刀・本多正純と豊臣家の股肱の臣・福島正則との仄かな友情。家臣の枠を超えた巨才と御されることを拒む奔放不覊な精神、敢えて数奇な運命を選択した、誇り高き男たちを描く群像歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りとるもちゃ
1
本多正純の章の最後の1文が素晴らしい。2024/01/04
蝉、ミーン ミーン 眠ス
1
本多正純の描かれ方には判官贔屓のようなものを感じてしまって苦笑いが浮かんだが、史料を丁寧に当たっていることは読んでいて伝わってきたしこれはこれで面白い解釈ではあった。2023/02/10
KシタTペイ
1
http://blogs.yahoo.co.jp/docomo3850/29746197.html2012/08/10
駒場
1
「花ざかりの杏の木」が一番好きでした。正純も正則もかっこいいね。特に正純が本当に好きだ2010/11/09
Ryuji
0
★★★★☆徳川初期の文官、大久保長安・本多正信・本多正純それぞれの短編。3名共に家康には決して欠かせない人物ですが、主人公となる人物ではない。そういう人にスポットを当ててくれているのが嬉しい小説。また3人共に無理に美化されていない所が良い。戦国時代後期から江戸時代初期にかけての話ですが、文官の話だけに合戦の話はほとんどありません。そういう時代小説(戦国の)も好きという方にはお薦めの一冊。2013/01/09
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