内容説明
破格の天才、織田信長の常識を打ち破る軍略を得て、麾下の光秀、秀吉、勝家ら神速を誇る機動軍団が修羅の戦場を征く。池宮戦国歴史小説の到達点。類例なき新たな信長像の誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アンコ釘
1
事業承継は、経営者にとって避けては通れない最後の大仕事 “DEATH”。中小企業の《事業承継》はわが国の重要課題の一つだが、織田信長・本能寺の変に当てはめた視点がオモシロ。中小企業の経営者目線で考える織田が誇る機動軍団、後継者問題、事業承継と事業継承とは違うよ問題…頭に染み入る。明智光秀・足利義昭・細川藤孝グループめ。下巻も読了。2024/09/24
竹
1
桔梗の旗風に続き、立て続けに光秀もの。戦国の教科書に出ていたことから読んでみる。史実に基づいた著者の見解が面白い。信長観、光秀観はそれぞれ納得のいくものがあった。確かに信長の世界観、天下布武とか、統一とかいう発想は当時、誰しもが思いつくこともないことだったと思う。下巻にも期待。2022/10/04
KシタTペイ
1
http://blogs.yahoo.co.jp/docomo3850/31372736.html2013/03/30
半べえ (やればできる子)
0
★★★2009/11/30
よっちゃん
0
「本能寺の変」は人口に膾炙されながらも今なお、わが国中世以降の歴史上、最大級のミステリーであることに変わりがありません。「国家」という新概念の萌芽時期であったとともにあまりにもドラマチックな要素がふんだんに凝縮されているからです。 本格推理小説の傑作、高いレベルの謎ときものとしても楽しむことができます。新時代を構想する稀有の天才信長、この構想をただ一人理解し後継者の指名を受けた秀才光秀が、京のその無明長夜に巻き込まれる残酷無惨なニアミスと………驚天動地のドンデンガエシが用意されています。 2003/02/01