出版社内容情報
雨は休むことなく降り続け、今朝、メラニーは父の葬儀を終えた。
実業家の父のあまりにも突然の死。
そのせいでメラニーと老いた祖母には、屋敷しか残されなかった。
しかも、不幸に追い打ちをかけるように、
ジェイソンと名乗る、精悍な面差しをした大富豪が現れたのだ。
不安におののくメラニーに、彼は憐憫の目をむけながら告げた。
君のお父さんに、家を担保に多額の融資をしていた、
家を失いたくなければ、君の身を僕に差し出すしかないと。
余命わずかな祖母のためにも、メラニーはうなずくしかなかった。
内容説明
雨は休むことなく降り続け、今朝、メラニーは父の葬儀を終えた。実業家の父のあまりにも突然の死。そのせいでメラニーと老いた祖母には、屋敷しか残されなかった。しかも、不幸に追い打ちをかけるように、ジェイソンと名乗る、精悍な面差しをした大富豪が現れたのだ。不安におののくメラニーに、彼は憐憫の目をむけながら告げた。君のお父さんに、家を担保に多額の融資をしていた、家を失いたくなければ、君の身を僕に差し出すしかないと。余命わずかな祖母のためにも、メラニーはうなずくしかなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
3
初期のイマージュ作品。父が倒産しショック死。祖母が床に伏したため、抵当に入っている屋敷を追い出されないよう、ヒーローと便宜結婚する。すごくありがちなストーリーです。しかし、祖母のために何でもするといい、結婚も承諾しておきながら、いざとなると逃げ腰で、ヒーローが腹を立てても仕方がないよね。しかしヒーローは元カノと浮気するつもりで元カノの家に行くのもどうかと思うけど。結局、何も出来なかったからって、無罪ではないでしょう。ヒーローにもヒロインにも共感できないロマンスでした。2017/12/31