出版社内容情報
テレーゼの愛する義父が交通事故を起こして、二人の人間を死なせてしまった。義父は相手の親族から訴えられることになるが、彼は肝臓を癌で侵されて余命いくばくもない。テレーゼは、その親族のスペイン人富豪マニュエルの元へ、訴訟を取りさげてもらえないかと直談判にのりこんだ。マニュエルは相手にしないどころか、横暴な態度で接してくる。やがて男はテレーゼの美貌に目をつけるや、交換条件として、自分と結婚し、跡継ぎを産むことをあげたのだ。
ヘレン・ビアンチン[ヘレンビアンチン]
古城裕子[コジョウユウコ]
内容説明
テレーゼの愛する義父が交通事故を起こして、二人の人間を死なせてしまった。義父は相手の親族から訴えられることになるが、彼は肝臓を癌で侵されて余命いくばくもない。テレーゼは、その親族のスペイン人富豪マニュエルの元へ、訴訟を取りさげてもらえないかと直談判にのりこんだ。マニュエルは相手にしないどころか、横暴な態度で接してくる。やがて男はテレーゼの美貌に目をつけるや、交換条件として、自分と結婚し、跡継ぎを産むことをあげたのだ。
著者等紹介
ビアンチン,ヘレン[ビアンチン,ヘレン] [Bianchin,Helen]
ニュージーランド生まれ。ロマンス小説界でもっとも権威あるRITA賞に、2度もノミネートされた実力派(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
22
ちょっと前に読んだ「愛の囚人」にもヒーローからヒロインへの体罰があったけど、古い時代はそういうことが当たり前に思われていたんだろうか。お尻とはいえ痣が残るほど叩くって…。(古い欧米文学作品にも教師が生徒の手を木の枝で打つ場面があった)ヒーロー&ヒロインが意地を張りながらも少しずつガードを下げていく感じは好き。姪のイザベルの無邪気な信頼を裏切らないよう心を砕くのも◎。結婚に至るエピソードは突っ込みどころがあるけど、ヒロイン義父も家の面倒を見る夫妻もヒーロー母も温かい人柄で素敵。嫌な人は一人だけだった。2016/12/28
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