内容説明
７年前、両親の再婚により義兄となったスティーブ―ジェシカにとってこの世でいちばん苦手な男性だ。誰からも愛される魅力とセクシーさを兼ね備えた彼といると、彼女はなぜかそわそわと落ち着かない気持ちになるのだ。ところがある事情から、ジェシカはよりによって、スティーブと二人きりでオーストラリアへ向かう羽目に。しかも現地に着くやいなや、怪しげな男たちに囲まれてしまう。スティーブの平然とした様子を見て、ジェシカは不安になった。彼には何か…私の知らない秘密でもあるのかしら？
著者等紹介
ブロードリック，アネット［ブロードリック，アネット］ ［Ｂｒｏａｄｒｉｃｋ，Ａｎｎｅｔｔｅ］
１９８４年デビュー。ロマンティックタイムズ誌で各賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
再読。ここ最近本棚の前で寝ている。ぱらぱらと何冊かつまみ読みをして、寝る直前には幸せな気分になれる本を選んでいる。で、昨夜はこのお話。飛ばし読みでは物足りなくて今日改めてきちんと最初から読み返してようやく満足。意地を張り合っていたふたりが自分の気持ちに向き合っていくのが良いんです。2019/03/14
糸車
20
親の再婚で兄妹になったものの、お互いに距離を取り合うふたり。どっちも基本的に穏やかで冷静、ついきつい言葉を口にしても我に返ってその場で謝れる大人なので、心痛むシーンがなくて安心して読めます。一旦自分の気持ちを認めたら真っ直ぐ相手に向かう率直さがこの作家さん描くキャラクターの魅力だと思う。ヒーローの隠された職業のせいで思いがけない事件に巻き込まれてもあんまり深刻な事態にならずほっ。犬猿の仲のふたりをなんとかしたいと思っていた両親にベッドから電話報告しちゃうヒーローのやり口ににやり(笑)。2017/05/05
ぽこ
7
義兄妹で、お互いに意識しつつも反発し合っていた二人が、ある事件をきっかけに急接近していくというお話。兄妹だからダメとか、親になんて言おうかとか、あまり悩まずあっさり解決していて、普通の恋愛小説だった。2015/05/17
まめもち
2
親の再婚で兄妹になったヒーローを毛嫌いするヒロイン。母の策略で一緒に行動するはめになった旅先で巻き込まれたトラブルで急接近。元々お互い好きっぽかったからきっかけあると展開早い。母親にバレた時も修羅場にならなかったのがお手軽だなーと。楽しく読めた。2016/08/27
