ハーレクイン文庫<br> わたしの中の他人

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ハーレクイン文庫
わたしの中の他人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784596935342
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

病院のベッドで目を覚ましたとき、彼女は記憶を失っていた。傍らにはラウールという魅力的な男性が付き添っており、彼の口から語られる話は驚くべきものだった。彼女の名はシェリー。ラウールの妻であり、二児の母だという。自動車事故を起こしたものの奇跡的に大きな怪我はなく、記憶だけが失われたらしい。退院後、彼女はラウールとともにパリ郊外の自宅で暮らし始める。夫への愛情が日ごと深まる一方、彼女の戻らぬ記憶の片隅で、奇妙な確信が育ちつつあった。そう、私は…シェリーではない。

著者等紹介

ブロードリック,アネット[ブロードリック,アネット] [Broadrick,Annette]
ロマンス作家。1984年にデビュー。ホットな作風で人気を博し、ロマンティックタイムズ誌で各賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アン

66
自動車事故を起こした女性が、病院で目覚めたら全ての記憶を失っていた。記憶を失った彼女の前に現れた魅力的な男性ラウールから語られる話は驚くべき事実。彼女は彼の妻で二人の子供がいると。彼女が戸惑うのは当然ながら、事故前の妻と全く性格が違う彼女にラウールも違和感を感じる。本当に彼女がラウールの妻と同一人物なのか?何が起こってるのか先が気になりながら一気読みでした。前向きで心優しく好感が持てるヒロインでした。2017/08/03

糸車

23
もともと好きな作家さんなので再読する本は多いんだけど、これは特に好きな作品。最初に読んだくぼたさんのコミックもしっとりした感じで良かった。主人公だけじゃなく登場人物ひとりひとりの感情もきちんと書かれていてそれぞれ好感が持て、悪事の黒幕にも多少の同情を覚えてしまう。何度も読み返しているので鞄に入れてちょっとした隙間時間にぱらぱらっとつまみ読みするにも良い♪2019/02/13

糸車

14
病院で目覚めたヒロインは記憶を失くしていた。ふと思い浮かんだ記憶は掴み切れず、きちんとした形にならない、という表現が分かりやすく、くも膜下出血の後遺症で言語障害に悩んだわたしの感覚にとても近かった。あの焦燥感。ヒロインの前向きでひたむきな性格が好ましく、離婚を考えていた”妻”に再び愛情を感じるようになるヒーローの誠実さもよかった。設定や話運びが以前読んだメアリー・ライアンズの「見知らぬ私」にすごく似ていると思ったけれど、登場人物に好感が持てるのは断然こっち。悪役の男性にもちょっと同情してしまったもの。2014/07/06

ぽこ

7
記憶を失った女性は一体、何者なのか、わくわくしながら読みました。作者が何年の頭の中で温めていた話だけあり面白かったです。シェリーにはシェリーなりの言い分があったと思うので、欲を言えばそこまで掘り下げてほしかったなと思います。2015/05/05

ユキタ

3
ヒロインもヒーローもヒーローの家族も魅力的ないい人ばかり。諸悪の根源である”彼女”が企んだ計画の本来の姿が最後まで見えなくて、そこがすっきりしないけど、ロマンチックな大団円だった。いやほんと、計画が無事に進行したとして、帰ってきたら記憶喪失のヒロインを故郷に放り出して、何食わぬ顔で入れ替わるつもりだったの?演技力に自信があったとしてもずさんすぎでは??2023/09/24

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