内容説明
父親が多額の借金を抱えたまま亡くなり、遺されたクリスティーナは一族の土地を守るため奔走していた。そんな折、とあるパーティで6年ぶりに元恋人ルイスと再会する。かつての心優しかった恋人の面影はどこへやら、今や世界的銀行の頭取となったルイスは、まさに冷淡そのもの。あの日一方的に別れを告げた彼女を、心底憎んでいるようだ。ルイスはどこからかクリスティーナの窮状を嗅ぎつけたらしく、復讐心に燃える目で、資金を提供しようと持ちかけてきた―ただし、彼の妻となり子供を産むならば、という条件つきで。
著者等紹介
リード,ミシェル[リード,ミシェル] [Reid,Michelle]
1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。マンチェスター在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
28
これ、この前読んだアリスンさんのコミックの原作だ〜!ヒロインへの復讐に燃えるヒーローが実は今も彼女にメロメロで、優しく誠実な男性だった。ヒロインのイメージがあまりにも違うので(コミックのヒロインは乱暴な男言葉でヒーローに対しておまえと呼びかける)途中まで気づかなかった!過去と現在の人間関係が複雑でよく分からない。気になるので何度か読み返して…、ああそういうことか。ヒロインが気の毒すぎる。でも裏切られ捨てられたと思い込んでいてもヒロイン一筋で、性悪秘書にハナもひっかけないヒーローは好みでございました。2017/06/05
ぽこ
8
過去に手ひどく振られた腹いせに、報復に出るヒーローの話。ヒーローの考えた復讐の手段は、ハタから見るとまったく復讐になっていないのに、結果的にヒロインをもっとも苦しめているのが切なかった。ラストの二人の選択はとても良いと思う。2015/06/27
やまと
4
ヒロインがとても可哀想だったけど、今回のヒーローはとても、いい人。ヒロインにメロメロなのね。 シリーズなので、内容がちょっと複雑。2015/05/04