内容説明
住み込みの家庭教師としてモーリシャス島へやってきたエマは、雇主の豪奢な屋敷へ足を踏み入れるなり、不安をおぼえた。教え子の父親で雇主のジュリアンは気難しく冷淡で、召使いたちも何かに怯えているようによそよそしいのだ。やがてエマは屋敷内に漂う緊張感の原因を知るが、同時にジュリアンに惹かれ始めている自分にも気づき戸惑う。彼にとって、私はただの息子の家庭教師。愛されるはずもない。そんな折、巨大なサイクロンが島に襲いかかった。嵐の夜、エマとジュリアンは何かに導かれるまま唇を重ねて…。
著者等紹介
ウィタル,イヴォンヌ[ウィタル,イヴォンヌ][Whittal,Yvonne]
作家。南アフリカ生まれ。南アフリカの各地を舞台に、もつれる愛の物語を数多く描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まめもち
2
家庭教師エマ×やもめのジュリアン。5歳の男の子を教えるために離島にやってきたヒロイン。影のあるヒーローに惹かれるが彼の悩みは妻を殺してしまったかどうかの記憶がないこと。当て馬の存在も弱いし、サスペンスにも発展しないような謎だった。ヒロインの魅力は伝わってこず。2016/08/01
くろうさぎ
2
ルイも結局は分かってなかったってこと?どうやら自業自得の死のようだ。2013/06/26
靴下
1
お祖母さんがミスリードさせまくりでした。どいつもこいつも思わせぶりだったけど、面白かったっす。2013/10/15