内容説明
弟とともに牧場を経営しているルークは、殺風景でむさ苦しい男所帯に、いいかげんうんざりしていた。母親が亡くなって3年、そろそろ女手が必要だ。手っ取り早いのは、兄弟のどちらかが花嫁を迎えること。だが問題があった。二人はまだまだ結婚する気などないのだ。そこで、箒から抜いた藁のくじで“花婿”を決めることにした。かくして、はずれくじを引きあてたのは兄のルークだった。ルークはしぶしぶ従順でしとやかな花嫁候補を探してまわり、まさにぴったりな女性エレナーに白羽の矢を立てるのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
備忘録:読み友さんの感想を読んで。デリカシーのかけらもない男所帯に望まれて嫁いだと思っていたら…「ワラくじで決めた!?」いや、そりゃ怒るデショ。後半は笑いっぱなしでしたが、きっとすごく気を遣うようになったであろうカウボーイたちのマナーとかが出てきたらもっと面白かったろうな。は~受けた受けた。弟さんのお話はあるのかな?2022/09/03
糸車
10
愛する人に求められているという実感があればこそ、女性はどんな苦労も厭わないもの。それが実は「藁くじ」で決められた結婚だなんて知ったら、誰だって怒りますよ、うん。とてもいいテンポで進むお話にクスリと笑ったり、一緒に怒ったりと楽しい。時代や土地柄もあって、男のメンツとかいろいろあるんだろうけれど、やっぱり愛情表現は省いてはいけないと思うわ。でも可愛い男どもじゃありませんか。2013/08/12
ruruti
7
面白かった(^o^)この手のヒストリカルなラブコメ大好き。いつ事件が起こるかワクワクしながら読んだ。期待に違わなかった。ハッピーなカップルの陰に犠牲となった帽子が憐れ^_^;2013/02/04
める
6
自分達の子孫に牧場を継がせるために、くじ引きでどちらが妻を娶るか決めた兄弟。負けた兄は、早速花嫁探しのために町へ繰り出します。そこで、いかにも大人しくて従順そうな一人の女性に目をつけた彼でしたがーーー。『結婚』の重大さや、意思疎通の大切さなどを、あらためて感じさせてくれる作品でした。一筋縄では行かない結婚生活の様子がリアルで、言いたいことが言えなかったり、逆に言いたくない事まで言ってしまったり…、「あるある」と思わず頷いてしまうシーンもありました。ヒロインのいとこがいつか報復に出るかもしれないのが心配。2012/03/11
フタ
5
まだその帽子かぶってたの(*ˊ艸ˋ)wwwww2019/01/27