内容説明
幼くして両親を失い、伯父夫婦に育てられたシャーンは、同じ企業で幹部社員を務める男性と恋におち、やがて婚約した。だが晴れて結婚式という当日、花婿はシャーンを見捨て、あろうことか別の女性のもとへと走ってしまう。ショックのあまり呆然とするシャーンに手を差しのべたのは、花婿の兄であり、冷徹と知られる企業トップのレイフだった。「代わりに僕と結婚してくれ。そうすれば君の体面は保たれる」不憫な姪を思って泣き崩れる伯父夫婦を安心させるためにも、シャーンはレイフのとんでもない提案にすがるしかなく…。
著者等紹介
リード,ミシェル[リード,ミシェル][Reid,Michelle]
1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も30作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。英国マンチェスター在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
18
結婚式当日に花婿からの破談を伝えられてズタズタに傷ついたヒロインの側にずっといて叱咤し支えるヒーローがいい。ヒロインは精神的に参っていたから、ヒーローが何故そこまでしてくれるのかってことに考えが及ばない。普通あそこまで出来ないってことに気づかないの。ヒロインがヒーローのために買ったお土産の仏像のエピソードがよかったし、自分に自信が持てなかったヒロインを花開かせたヒーローの献身的な愛情が実にいい。ヒーロー弟のコンプレックスや策略にはうんざりしたけれど、ヒロインにとって大事なことを伝えてくれたからまだ許せる。2014/04/17
rokoroko
9
ヒロインにメロメロで献身的な男性に好感。ミシェル・リードって黒い髪の男性がすきなのね。そういえば、ロマンス小説の男性って金髪率すくないかも。2014/06/04
ぽこ
7
好きなら好きってはっきり言えばいいのに、どっちも言わないのでジレジレした。2015/06/30
ひまわり
5
文庫が出たので購入。ヒーローが一途でほろりとくる。2011/11/28
mum0031
4
秘書のシャーンと、財閥会長のレイフ。 レイフの弟に、挙式当日に捨てられたシャーン。 レイフは、シャーンを守るため結婚をする。 そんな簡単な理由じゃ無いけどね・・! 一目惚れだったって言えば良いのに。2018/08/02
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