内容説明
夫に死なれたばかりのヴィクトリアは危機に瀕していた。莫大な負債が発覚し、すべてを失ってしまうかもしれないのだ。このままでは老いた父とおばをかかえて路頭に迷ってしまう。窮地から脱するため、彼女はコートニー子爵に会いにいく。事業に成功したコートニー子爵は、今や社交界の寵児―だがかつては悪名高い放蕩者で、しかもヴィクトリアとは結婚を誓い合った仲だった。家族の猛反対で引き裂かれた二人の運命は皮肉にも、ヴィクトリアからの“求婚”という形で交錯しようとしていた。19世紀イギリス社交界の寵児が7年越しに求めた愛とは。
著者等紹介
ブレンダン,メアリー[ブレンダン,メアリー][Brendan,Mary]
ロンドン生まれ。グラマースクールに学んだのち、国際的な石油企業の秘書として働く。ヒストリカル・ロマンス好きが高じて子育てのかたわら書くことを始め、現在は図書館に勤務しながら執筆を続けている。夫と二人の息子とともにイングランド南東部ハートフォードシャー州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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