内容説明
会って1週間で婚約したイタリア人の恋人と挙式するため、ビクトリアは彼の故郷であるピエモンテの田舎町にやってきた。こんなに美しい町で家庭を築けるなんて、想像以上の幸せ…。ところが彼女を出迎えたのは、恋人の兄マウリツィオだった。家業を継いだ敏腕実業家で、誰も逆らえないと聞いている。彼は挨拶もそこそこに、弟とは結婚できないと彼女に告げた。幼なじみの女性を身ごもらせたため、責任をとらせるのだという。あまりの仕打ちに絶句するビクトリアに、彼はさらに言った。「僕はきみを侮辱した家族の長だ。償いとして僕が結婚しよう」。
著者等紹介
ゴードン,ルーシー[ゴードン,ルーシー][Gordon,Lucy]
栄誉あるRITA賞を2度も受賞している実力派。雑誌記者としてさまざまな経験を積んだのち、1984年、ロマンス小説家へと転身した。これまでに50作以上の作品を上梓している。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
12
愛なんて信じられないと言いながら、弟の嫁になる予定だったヒロインにメロメロなヒーロー。心の内を見せない夫に対してヒロインは我慢強い出来た嫁だと思う。対して弟は子供っぽいというか芯がないというか・・・、結婚観がいい加減すぎる。もめ続ける弟夫婦に対するヒロインの態度も実に立派。見里繚子さんのコミックは絵はきれいだけどあっさりした感じで感情表現が足りない気がする。(でもなんか好き)ずーっとヒロインが弟を愛していると思い込んでいながら、それでも必死に引きとめようと策を弄するヒーローが可愛く思えて口元が緩む。2014/04/17
Michelle
11
弟と結婚するはずが、兄と結婚することになる話。醜聞を避けるための一時的な偽装結婚なのに、なぜか実質的な夫婦生活ありになってる。ヒロインがまるめ込まれた?最後まで読んでもこの兄に魅力を感じなかった。台詞の口調も良くないのかも。浮気者だけどまだ弟の方が可愛いげがあると思うんだけどな。2024/05/01
こえん
4
文庫版を入手したので再読。ヒロインを手に入れるためなら何でもする…というヒーローが楽しくも可笑しかった。ただ、やっぱり訳がね~、男性陣の台詞の語尾が気になって気になって。修正したりしてくれないのかなぁ。2010/03/17
月
3
★★★☆☆和訳、言い回しがちょっとね。「合体」なんて訳されると、お前は新解さんかって突っ込みたくなるところ。2014/07/25
てん・ゆう
3
弟の不始末の落とし前をつける…って、で結婚??そりゃヒロインも戸惑うわ。元婚約者&妻もただ嫌な人達にならず人間味を感じる事ができたのはやっぱりこの作家さんならでは。
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