内容説明
幼くして両親を亡くしたダイナの後見人となったのは、名門銀行家一族の当主ジェイソン・デブレルだった。二十歳になり、彼から突然プロポーズされてとまどうが、ダイナは愛ある結婚を夢見て、申し出を受けることにした。しかしデブレル家恒例のハロウィーン・パーティーの夜、招待客の噂話を立ち聞きし、絶望の淵に突き落とされる。ジェイソンは、誰にも見向きもされない彼女に同情したのだ、と。彼から“愛している”と言われたことがないことに気づき、ダイナは屋敷を出ていこうとするが、彼に力ずくで止められ…。傲慢系ヒーローロマンス。大御所が描く究極のシンデレラストーリー。
著者等紹介
ウィンズピア,ヴァイオレット[ウィンズピア,ヴァイオレット][Winspear,Violet]
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1988年に永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽしょ
4
後見人と被後見人、年の差カップルもの。婚約後のすれ違いがメインで、親子のようだった少女時代や、婚約者になっていく過程などおいしいところの描写はほぼなし。もったいねえー!2010/12/24
きき
3
絵描きとの会話が多過ぎて飽きてしまった。肝心のヒーローヒロインの会話は拗ねたヒロインのギスギス口調ばかりでちっとも楽しくないし疲れたわ2015/12/27
あかいトマト
2
孤独な年の差大のヒーローが子供から20歳まで後見人として育てたヒロインと婚約。二人がいつから異性としてかんじるようになったのかとか葛藤とかの、描写がほとんどないところから、話が色々と展開していき、なんとなく中途半端で物足りない仕上がりに。せつなく胸キュンを期待しすぎだったのかも2013/05/22
くろうさぎ
2
親を亡くして、9歳の時にヒーローの被後見人となったヒロイン。順調にいってたはずなのに、つまらない中傷により、まさに傷ついてしまったヒロインだったけど、暴走してしまったヒーローですね・・・・。ほとんど描写がないのが、時代を感じさせるかな・・・?2012/01/22
romaco
2
★★★ ヒロインが自分や子供の命をネタにしてヒーローをねちねち責めるシーンが多くてあんまりいい気分がしなかった 元々はヒーローに非があるとはいえ2011/07/06