内容説明
モデルのセーラは不運な落馬事故によって片足が不自由になり、仕事を失ったうえ、薄情な婚約者にも捨てられた。ある日、偶然開いた上流階級向けの雑誌に奇妙な広告を見つける。“資産家の話し相手として外国で暮らせる、若い英国人女性求む”なんでも広告主は砂漠の地ベニ・ザインの首長ということだ。ちょうど、つらい現状から抜け出したいと思っていたセーラは、新しい人生への期待を胸に、未知なる異境に降り立った。だがそこには、謎の男からの思わぬ出迎えの言葉が待っていた。「君はわれわれ砂漠の男に襲われたくて、ここまで来たのか?」。
著者等紹介
ウィンズピア,ヴァイオレット[ウィンズピア,ヴァイオレット][Winspear,Violet]
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1988年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くろうさぎ
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足の怪我によって婚約を解消されたヒロインですが、、この婚約者だけど、自分で家に招いて自分ちの馬が怪我させたんだから、手術入院費等全部払うのが当然じゃないのか??金持ちなんだよね?しかも婚約してたんだよね?指輪をあてればって違うと思うわ~~。ヒーローってば、やりすぎです。ほどほどのわからない大人って感じですか?2012/02/11
ハシリドコロ
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どうなるのかと途中までハラハラして読んだ。けど結局、美人に癒されたいだけな愛に落ち着いたのか…。愛情表現が穏やかだと思ったら、作者さんわりと昔のかただったのね。2011/11/07
ぽしょ
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俺様にも程がある!落馬で足に障害が残り、モデルとしての将来を失ったヒロインと、砂漠の首長ヒーロー。後がないヒロインを、ヒーローがいじわるな言葉で追い詰める追い詰める!面白かったけど、ハラハラしました。もう少し分かりやすく優しくしてやって…。2011/04/23
Mari
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★★★2009/09/26
アクアマリン
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1976年の作、詐欺というか誘拐だよ。ヒロインも、ひどい婚約者に裏切られ、心も足には障害が残り、ボロボロ。気分転換、療養もかねて、外国へと思ってきたのに、ヒーローが強いすぎる。2018/06/01