内容説明
まじめで地味なレベッカはギリシアへ自分探しの旅にやってきた。男性からシャンパンをおごられ、洗練された女を演じるが、相手は実は大富豪で…(N・ロバーツ「アテネに恋して」)。過保護な兄たちに束縛され旅をしたことがないキャリンは、この夏こそはと思い立つ。愛車の故障で旅行の夢は頓挫するが、元カーレーサーのブラッドから驚くべき提案をされる(S・ウッズ「サンフランシスコ物語」)。働き蜂のケイトは上司の勧めでカリブ海クルーズに出る。乗船した瞬間、船長のジャックに惹かれ、魅惑の1週間が幕を開けた(K・コーベル「カリブの夢」)。きらめく夏を凝縮した最高の短編集を復刻。