内容説明
モアランド子爵は“幽霊”に飽き飽きしていた。有名な幽霊屋敷のトリックを見破ったせいで、幽霊退治の依頼が次から次へと舞い込んでくるのだ。今日もまた一通の手紙が届き、捨てようとして、ふと思いとどまった。便箋から漂う甘い香りに、なぜか心がときめく…。思いきってデヴォン州の古い屋敷へ向かうと、依頼人は意外なことに、冷たい態度で彼を出迎えた。うら若い女性だというのに、地味な服装で厳しい表情を浮かべている。そしてほのかな香りをまとっている―どこか懐かしいライラックの香りを。稀代の人気作家が１９世紀を舞台に咲かせる、匂いたつ恋の花。
著者等紹介
シモンズ，デボラ［シモンズ，デボラ］［Ｓｉｍｍｏｎｓ，Ｄｅｂｏｒａｈ］
日本では『狼を愛した姫君』でデビュー以来、ヒストリカルの分野でナンバーワンの人気を誇る作家。壮絶な戦いのシーンもある中世の物語と、社交界が華やかなイギリス摂政時代の物語を描き分ける。米国オハイオ州在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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みろん
3
下半身直結の妄想や自分で自分にツッコミ入れるなど、ヒーローのくだらない心理描写が笑えるお話。まさに愛すべきヒーロー。ヒロインはデボラ・シモンズの作品の中で一番苦手かも（苦笑）2009/03/24
ゆみきち
2
サスペンスあり歴史あり。いい作品。人気作家だけある。読んで損なし(o^^o)2018/03/02
くろうさぎ
2
初めのほうは、ヒーローの妄想が暴走してて、笑ってしまった。ヒーローの思いが暴走する話だったなぁ・・・・。ヒロインは両親が亡くなってからの経験で辛らつになってたけど、それだけじゃなかったのね～～。最後の最後までわからなかったけど、、、2011/02/04
こえん
2
うっわ～、なんて辛辣な天使なんだーヒロインってば…その謎が最後の方で分かると知ってなかったら絶対投げてたよ。お屋敷の幽霊騒動の謎についてはずいぶん後ろでさくさく片付いた感じ。ヒーローに可愛げがなかったら読むのが辛かったと思う。2009/07/17
らぴ
2
デボラ･シモンズにしては、あまりおもしろくないかも……。それでも、最後まで興味を引っぱったのはすごいかも。2009/04/19
