内容説明
父が起こした仕事上の重大なトラブルを処理するため、ミーガンは取引相手のイーサンの住む屋敷へ向かった。噂によれば、世にも醜い姿の彼は決して人前に現れないという。屋敷の異様さに不安を覚えつつ、彼女は従僕に取り次ぎを頼んだ。暗い部屋に通され、目を凝らすと、男の姿が闇に浮かびあがった。顔は半分しか見えないが、この世のものとは思えないほど美しい。想像との違いに戸惑いながら、ミーガンは父の免罪を請うた。すると男は、彼女を幽閉して“楽しむ”間は許すとしたうえで、こう告げた。「但し、君に飽きた瞬間、僕は彼を破滅させる」。
著者等紹介
スチュアート,アン[スチュアート,アン][Stuart,Anne]
数々の受賞歴を誇る全米ベストセラー作家。25歳のときに初めて小説を出版。以後、幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を続ける。官能的なタッチとスリリングな展開が世界中で人気を博し、“ロマンス・フィクションの旗手”との呼び声も高い。現在ヴァーモント州に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aiko
4
現代を舞台にハデスとペルセフォネの神話をゴシック風に味付け…いや、これは実質オペラ座の怪人の現パロハピエンだよね?というゴシックなコンテンポラリーロマンス。 後半ヒーローが案外乙女でした。 厚みの割に内容特濃で「なんだか凄いものを読んでしまった…」な一冊2022/05/02
アン
4
う~ん('ェ';) ヒーローは心に闇抱えて葛藤しまくるし、ヒロイン軟禁されちゃうし、変な教祖出てくるわでなんだかな~な作品でした。評価高かったので期待して読んだけど、好みじゃなかったです。ヒロインの父が最低でした。 2015/03/31
tona
3
ベースは美女と野獣ですが、全体的には南部ゴシック調。悪魔、怪人と言われるヒーローの正体が気になって最後まで読んでしまいましたが、ロマンス小説には珍しい非現実さというか、現代のお伽話感。ソーニャ文庫辺りから出てそうな話でした。2017/01/07
R
1
★★ うーん。なんだか物語に引き込まれなかった。現実味もないし説得力もないお話だったなぁ。二人が惹かれ合う動機もよく分からない。イマイチしっくりこない読了感。2018/08/07
もかそら
1
ハーレではかなり異色なヒーローでは?でも自分を塞ぎこんで、葛藤しているヒーローも新鮮でよかったです。印象的な一冊。
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