内容説明
横暴な父が、あろうことか国王への反乱を企てて失敗し、エリンは男爵の一人娘から、謀反人の娘という立場へ転落した。共犯だと誤解されれば、どんな罰を受けてもおかしくはない。怯える彼女に王が下した裁定は、思いがけないものだった。国王直属の騎士で、勇猛果敢な戦功を讃えられる伝説の戦士、マルコム・ル・ファルーシュと結婚し、跡継ぎを作れというのだ。エリンは結婚が怖かった。父に虐げられた亡き母を思い出す。マルコムは大柄で力が強い。あんな人に服従を強いられたら…。だが初めての口づけを受けたとき、その不安は期待へと変わった。
著者等紹介
ハート，ジリアン［ハート，ジリアン］［Ｈａｒｔ，Ｊｉｌｌｉａｎ］
生まれも育ちも米ワシントン州（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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こえん
2
謀反と裏切りと陰謀が全編にわたってて、おまけにすっかり人間不信になってるヒーロー。息苦しくなりそうなものだけど、活きの良いヒロインがそうはさせなかったってカンジ。そのヒロイン自身も心に傷を抱えてて男性不信はかなりなもの、お転婆では片付かない部分があるし無茶もする…でもあれやこれやの言動が楽しかった。2009/04/08
キッチンタイマー
1
面白かった。恋愛駆け引き度は低かったけど、ヒロインの勝ち気が物語に生彩を与える感じ。2013/03/30
みか
1
エドワード王の信頼も厚い、勇猛果敢な騎士マルコム（ヒーロー）と、謀反を起こした男爵の娘エリン（ヒロイン）。広大な男爵領を強欲な者から守り抜くため、王の命令により結婚した二人。読み始めの頃、エリンのマルコムに対する暴言の数々に、好感が持てなかった。マルコムは大けがをしたり、毒殺されそうになったり、ずっと元気では無かった印象が。。。2011/11/22
ぞだぐぁ
0
ハーレクインを読むのは初めてだが、よく読むラノベに男性コンテクストで書かれた作品がいかに多いかを感じさせられた。また、濡れ場の描写が抜くこととかより二人の結び付きに重点を置いているように思われる。話自体は騎士道の時代にヒーローの付随物ではない「ヒロイン」を持ってきたってとこ。裏切り多くて寝とられ好きならヒロインに旦那が猜疑心を覚えるシーンとか面白いかも。2012/05/14
こえん
0
再読。2010/12/06
