内容説明
ローレルはひとり、美しく悲劇的なローレライ伝説の地を訪れた。ライン河畔の城には、祖母の元恋人である老男爵が住んでいる。若き日のふたりは深く愛しあい、結婚を約束しながらも、身分の差に引き裂かれて、ついに結ばれることはなかったという。男爵に祖母の形見を贈り、最期まで愛していたと伝えたい。庭にいた少年に声をかけ、導かれるまま城の中へ入っていくと、ローレルそっくりの女性が描かれた肖像画が目に飛び込んできた。これは昔の祖母…そのとき怒声が響いた。「なにをしている?」振り向くと、古い写真で見た男爵に瓜二つの男性が立っていた。
著者等紹介
ゴードン,ルーシー[ゴードン,ルーシー][Gordon,Lucy]
栄誉あるRITA賞を2度も受賞している実力派。雑誌記者としてさまざまな経験を積んだのち、1984年、ロマンス小説家へと転身した。これまでに50作以上の作品を上梓している。ヴェネツィア旅行中に地元の男性と恋に落ち、2日で婚約、結婚して30年近くになるという逸話の持ち主。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rokoroko
2
ヒロインがヒーローの祖父になかなか会えなくていらいらする。いい話2012/10/15
月
1
★★★☆☆ヒロインヒーローよりその祖父母の物語に胸が熱くなる。2012/08/31
てん・ゆう
1
ヒーローヒロインの話よりヒロイン祖母ヒーロー祖父の物語に感動&哀愁。いい話だけど生きていてのハッピーエンドだったらもっと良かったな。2011/05/04
ちゃこまま
1
いい話だったー。読後感ジーンときました。☆☆☆☆2008/12/29
こえん
0
文庫版を入手したので再読。2010/08/21