内容説明
愛する娘を誘拐され、ショックに打ちひしがれていたサラは、夫ニコラスとの3年ぶりの再会にさらなる動揺をおぼえた。出会った瞬間に恋に落ち、結婚したときは幸せの絶頂だった。だが、頑固なシチリア人である義父は英国から来た花嫁を嫌い、息子の目を盗んでは、周囲も巻き込んでサラにつらく当たった。そして事実無根の浮気の罪を着せ、ついに彼女を追い出したのだ。ニコラスの子を身ごもったとサラが知ったのは、そのあとのこと。夫は今も金色の瞳に、妻への不信と復讐の念を浮かべている。自分の子供だと信じてもいない娘のために、なぜ訪ねてきたの―。
著者等紹介
リード,ミシェル[リード,ミシェル][Reid,Michelle]
日本では1997年に『追憶の重さ』でデビュー。以来30作近い作品を発表し、情熱的な作風で読者からの絶大な支持を集めている。英国マンチェスター在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Michelle
13
題名に指輪って入ってるけど、どこかに指輪が出てくる描写あったかな?ヒロインの娘が誘拐され、別居中の夫が事件を解決する為にロンドンの家にやって来る。娘はヒーロー夫の子供なのに、不貞の疑いをかけられて信じてもらえない。それを仕組んだのは義父。ヒロインがかわいそ過ぎて読むのが辛くなった。ささっと読んで結末で安心したくて、指輪のくだりを読み逃したのかな? 2021/02/05
ぽこ
7
義父の汚い策略によって別居生活する夫婦の話。義父がこれでもかというくらいヒロインを陥れようとするので、心の底からムカつきます。ヒーローも父親寄りの態度を取るため、さらにムカッ。ラスト近くになっても、イライラしながら読む話も珍しい。それなのに最後には義父も夫も許せる気持ちになってしまうのが不思議です。2015/06/18
ばんび
3
ラスト、あっけない。。。2019/06/17
たまきら
3
ハーレクインの教科書。傲慢で魅力的なお金持ちの夫、貞淑なのに裏切られる妻。イギリスからシチリアへ、旅行しているような描写。そしてあっけないハッピーエンド。退屈で忙しい日常生活の一休みにピッタリな、女性用ファンタジーです。2014/05/20
ゆき
2
なんで許せるのか理解不能…2010/10/13