内容説明
一介の男爵令嬢の私に、国王がいったい何のご用だというの?キットは王に呼ばれていることを知り、動揺のあまり逃げだすが、継父に連れ戻され、手ひどく折檻されてしまう。顔に大きなあざができ、服も泥だらけの彼女の前に、王の使者である黒髪のたくましい騎士、ウルフが現れた。実は前夜、キットは水浴びに訪れた湖で彼に出会っていた―唇を奪われ、名をきかれても、彼女は答えずに立ち去ったのだが。ウルフは目の前の薄汚い娘がゆうべ見初めた娘と気づいていない。複雑な思いを抱え、キットは彼に連れられて男爵邸をあとにした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅葱@
18
ウルフに助けられながらも自分から飛び込んでなんとかしようとするキット。甘さとヒロインの活躍はさすがハーレークィーン。面白かったし、思った以上に事件が絡んでて愉しめました。2013/10/13
Michelle
12
舞台は15世紀のイギリス。なぜか期待しすぎていて、思ったほどではなくて肩透かし。文章が直訳風。〇〇を見た。〇〇と言った。〇〇した。といった具合に短めの文章で淡々と続いていく。もうちょっとゴシック調にドラマチックにやって欲しかったなあ。好みの問題かもしれないけど。シリーズ続編ありで翻訳者が違うみたいなので、そちらも読んでみる。2021/02/20
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