内容説明
レンヴィルの若き領主コーウィンは、剣の腕で名を馳せている。だが一介のサクソン人騎士には望んでも得られぬものも多かった。とりわけイングランドとスコットランドの王位継承権を持つ女性、ジュディス・キャンモアを望むなど、かなわぬ夢だ。だが３年前、修道院で出会った彼女の面影は今も忘れられない。ある日、彼は思い出の修道院近くで信じがたい事件に遭遇する。かの美しきジュディスが、何者かにさらわれたというのだ。コーウィンは迷うことなくあとを追った―それが国を救う長い旅の始まりになるとは、予想だにせぬまま。
著者等紹介
アントン，シャーリー［アントン，シャーリー］［Ａｎｔｏｎ，Ｓｈａｒｉ］
秘書として働きながら創作活動に取り組み、１９９７年、念願の作家デビューを果たした。当初から大型新人として話題を呼び、今では熱い注目を集める人気作家となり、ロマンティック・タイムズ誌でも“並外れたストーリーテラー”と評されている。米国ウィスコンシン州在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
23
双子のお兄ちゃんの方のお話。間が空いたので大分忘れてしまっていました…。修練女として僧院に身を寄せている王族の娘と、彼女を憎からず思いながらも身分の違いのせいでそれを口に出せない高潔な男性のロマンスです。いやはや、この時時代の女性は大変だ…と。ご飯も焼いた塊肉とかばかりだし。うへえ。お風呂も大変。こういう時代を生き延びるのはいかばかりか。そんなことばかり考えてました。2018/04/24
eko
23
「王の定めにより」ヒロインのアーディスの双子兄コーウィンと王位継承権を持つジュディスの物語。ある日ジュディスは謀反を企てるサクソン人達に拐われ悲鳴を聞いて助けるのがコーウィン。2人は3年前アーディス妊活中の修道院訪問で互いに恋心を抱くもアーディスが身分差ゆえ心にもない態度を取ってしまって〜の再会となる。一連のシリーズに出てくるヒーローが公私共に男前。忠誠を誓った王や領主に対して男として騎士としてあるべき姿は清々しい程。本作のコーウィンもおっとそうくるか！という選択をしてくるわけ。最後のまとめ方も良かった！2017/10/30
ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
22
これも良かった(☆∀☆) 欲を言えば、オズワルドがその後どうなったのか描いて欲しかった。できれば、ヒーローの元に来て欲しいな(^_-)2018/01/23
tona
7
ヘンリー1世の治世、マチルダ王妃の姪であるジュディスは、ノルマン人たちに反旗を翻そうとするサクソン人たちによって誘拐される。彼女を助けに来たコーウィンは、そのまま仲間のふりをして謀反の真相を探ろうとし...というノルマン人貴族のレディとサクソン人の騎士という身分差ラブロマンス。ロマンスなんだけど、恋愛だけではなく、ノルマン人とサクソン人の歴史的な対立が丁寧に描かれていたり、ジュディスを誘拐したサクソン人たちを悪役だけに留めておかない点も面白かった。ハーレクイン、侮るべからず。2015/11/23
アネム
6
★★★★★このシリーズどれも良かったです。表紙も素敵。2017/12/11
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