内容説明
「君のために僕はあることを思いついたんだよ、シンデレラ」犬猿の仲であるリーガンの言葉に、ケナは耳を疑った。弟のデニーを誘惑して、財産目当ての美女から遠ざけてほしい。そのために君を魅惑的な女性に磨きあげてみせる、と彼は言う。確かに、ケナが上司のデニーに密かな恋心を抱いて２年になる。そろそろ“仕事一筋のさえない秘書”から脱却しなければ…。ケナは決死の覚悟でリーガンの申し出を受けた。弟とは正反対のリーガン―荒削りな魅力を放つ傲慢な彼に、心を奪われることになるとは夢にも思わずに。
著者等紹介
パーマー，ダイアナ［パーマー，ダイアナ］［Ｐａｌｍｅｒ，Ｄｉａｎａ］
ロマンス小説の世界で、今もっとも売れている作家。ニューヨークタイムズをはじめ、各紙のベストセラーリストにたびたび登場する。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を送ったことが、現在の精力的な執筆活動につながっているという。米ジョージア州在住。大の親日家である（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
4
⭐⭐⭐⭐このヒーローはなかなか良かったな。弟の秘書（ヒロイン）が好きなのに、ヒロインが弟にずっと片思いしてるのを利用して、誘惑する手伝いと称して近づく。見た目恐くて、無口で、3年前に亡くした妻を愛している、っていう影があるヒーロー。ヒロインと弟が近づくと嫉妬して理由を付けて離そうとする、自分が仕掛けた罠に自分で落ちる可愛い奴です。2014/07/09
糸車
4
黒田かすみさんのコミックと同時に購入。ヒーローの容姿をリアルに想像しながら読めて、満足。どっちも大満足し、何度も読み返すくらい大好き。ヒーローの孤独、ヒロインの変身、彼の家族の存在、弟との関わり合い、どのエピソードもよかった。ため息をつきながら、ああ、いいわ、とハーレークインのよさを再認識。2013/02/21
こえん
4
再読。この作家にしては、ちょっぴり弱気なトコがかいま見えるヒーローが○。H/Hの会話が楽しかった。2009/02/13
やまと
3
前半ちょっと、ヒロインに対して酷い事を言い過ぎんなんじゃないと？ ヒーローに思ったけど。 ヒーローの過去や気持ちを知り許せたかな。 ラストの場面でちょっと、感動しちゃった。2015/04/28
てん・ゆう
3
亡くした妻をいつまでも愛すヒーローは苦手なんだけど、このヒーローはまあ時間経てば大丈夫かな？と思わせるものがあった。楽しく読めた。
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