内容説明
南仏アールズの城が襲撃され、非道な略奪に遭って以来、ジェルヴァーズは領民とともに苦しい日々を過ごしてきた。全てはサマーヴィルの所業。憤る彼は伯父の復讐計画に乗った。英仏から多くの騎士が集まる華々しい武術大会の場で、サマーヴィル家の娘を誘拐し、身代金を要求するというのだ。報復、そして領民のための金―望みはそのふたつ。狙いは英国一の富を受け継ぐキャサリン・サマーヴィルだ。誇り高くもどこか物悲しげで、蜂蜜色の髪が美しい女。この血が騒ぐのは、彼女が憎き敵の娘だからか、それとも…。
著者等紹介
バークレー,スザーン[バークレー,スザーン][Barclay,Suzanne]
1992年に北米デビューを飾って以来、数々の名作を発表。中世を愛する彼女はイングランドやスコットランドを舞台にダイナミックかつ精緻な物語を紡ぎ、名実ともにヒストリカル・ロマンスのトップ作家として君臨した。1999年、惜しまれつつ他界した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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