内容説明
「ぼくはほかに楽しみを見つける。それがふたりのためだ」結婚してすぐに夫は出ていき、連絡もないまま２年が過ぎた。１０歳も年上の実業家であるガブリエルを理解するには、ジョアンナはあまりにも純粋すぎたのだ。だがこの２年、夫のいない館で義父と暮らし、ジョアンナは女主人として懸命に務めてきた。そしていま、義父が突然この世を去った。彼は戻ってくるだろう。遺産と館を引き継ぐために。望まぬ結婚を強いられた、幼い妻と別れるために。傲慢すぎた富豪の夫と、純粋すぎた美しき若妻―夫の愛を夢に見て、妻は少女から女になった。英国の人気作家が繊細な筆致で綴るクラシックな恋物語。
著者等紹介
クレイヴン，サラ［クレイヴン，サラ］［Ｃｒａｖｅｎ，Ｓａｒａ］
イングランド南西部サウス・デボン生まれ。海辺の家で本に囲まれて育った。学校卒業後は地元のジャーナリストとしてフラワーショーから殺人事件まで、あらゆる分野の記事を手がけた。ロマンス小説を書き始めたのは１９７５年（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
9
夫婦再生モノ。二人の関係がぎくしゃくするとヒーローが逃げてしまうため、どんどんダメになっていく夫婦の話。義母が義娘の夫を狙っているため、彼女のウソに惑わされ、夫の父親の遺言に振り回され、かなり気の毒なヒロインだった。2015/08/25
ちゃろ
4
⭐⭐⭐ヒロインは、10才年上のヒーローと結婚。でも夫は、結婚直後から家に帰らず、2年間別居状態。そんな夫が帰ってくるが遺産相続の関係で離婚は出来ず1年間一緒に暮らすことになって〜というストーリー。ヒーローのヒロインに対する態度や言葉は酷い。ヒロイン可哀想。好きなのになんでそんな態度とるかなぁ。ヒロインのキリキリと辛い心情が迫ってきて、読んでいても苦しくなった。ヒーロー、ヒロインを愛してるんだったら、苦しめちゃダメよぉ。H/Hが気になって、一気読み。2014/07/22
てん・ゆう
1
これが初サラ・クレイヴン。ヒーローとヒロインのやり取りが軽妙で面白いのに、肝心なロマンスが…ヒーローひどいわ。そんなにヒロインに優しくできないならせめて別居中は禁欲的であって欲しかった。
アーコ
0
お風呂で再読。2017/09/05
shushu
0
10歳の年齢差、ヒロインの若さ、地元一のらしきお屋敷。家政婦。昔懐かしい雰囲気の漂うハーレクインらしいハーレクイン小説でありました。2015/01/14
