内容説明
一発の銃弾が令嬢サマンサの運命を変えた。将来を誓いあっていた恋人ブレンが、父の手で殺されたのだ。折しもアメリカでは独立戦争が激しさを増し、戦火はサマンサの暮らすサウスカロライナにも及んでいた。王党派の父が英国軍大佐との結婚話を強引にまとめようとした時、サマンサは少年に変装して独立軍に志願しようと決意した。長い黒髪を切り、家と父を捨てて独立軍のキャンプへ向かう途中、彼女は思いがけず一人の負傷兵を助けることになる。その兵士はブレンの兄―復讐に燃えるコナー・オニールだった。ロマンティック・タイムズ誌批評家賞受賞。
著者等紹介
ポッター,パトリシア[ポッター,パトリシア][Potter,Patricia]
数々の受賞歴を誇るベストセラー作家。処女作『独立軍の花嫁』でロマンティック・タイムズ誌の批評家賞を受賞。以後、作品を次々と発表し、ヒストリカル・ロマンスの第一人者となる。ロマンス小説の執筆をはじめる前は地方紙の記者や編集を経て、広告会社の社長の職についていた。現在はメンフィス在住。アメリカ・ロマンス作家協会ジョージア支部で議長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Michelle
14
これは、自分の萌えを詰め合わせたような作品で、読む前から、絶対好きなやつと思ってたけど、やっぱり好きだった。ありがとう!楽しんだ。2022/11/26
矢田ふみえ
3
戦争が、人を変え、悲しいけど。そこでふんばって生きている人たちをすばらしいと思う。ヒロインの嘘をついているという罪悪感。許してもらえないという想い。せつないね。2019/06/02
くろうさぎ
3
ちょっと無理っぽく感じられるヒロイン男装で軍隊へ・・・ですが、、とても、面白く読めました。なんか、、よくできてる話だぁ!戦争の悲惨な話があんまり出てこないのもいい。ヒロイン父の自分勝手な理由での行動がどうにも・・・駄目だなぁ・・・。ヒーローが最後にはもっと平身低頭してる時間が長かったらよかったのに・・・。2013/06/21
ここはる
2
洋書ロマンス初心者の方におススメ・・・ということで読んでみました。波乱万丈のヒロイン,展開がスピーディーで目が離せない,よく書けてる!ただ,ロマンス初心者の頃は何でも面白く読んでいましたが,ロマンス歴3年くらいになると好みが出てくるので,そういう意味では初心者の時に読んでおけばよかったかもと私的には思いました。2013/07/21
ぽこ
2
男装して独立軍に入ったヒロインが、己の素性を憎んでいるとわかっているのにかかわらず、ヒーローに惹かれていってしまうという話。ヒロインの素性がいつばれるのかとハラハラドキドキしました。何度も愛を諦めようとし、何度もヒーローの言葉に傷つけられるヒロインの姿に切なくなります。とても面白い作品でした。2013/04/23