内容説明
キャサリンは決死の覚悟で家を売り、義兄の部屋へ転がりこんだ。幼いころから彼に恋い焦がれ、今も思いはふくらむ一方だけど、いつまでたってもルーカスは、私を女性として見てくれない。彼を振り向かせるには、このくらい思いきった行動に出なければ。もうこれ以上、“妹”なんて呼ばせないわ―絶対に！かたやルーカスは、繰り返し自分に言い聞かせていた。血縁がないとはいえ、キャサリンは“妹”として慈しむべき相手。彼女がどれほど魅力的でも、一つ屋根の下で暮らしていても、あやうい感情は隠し通さなければならないんだ―絶対に。
著者等紹介
アデア，チェリー［アデア，チェリー］［Ａｄａｉｒ，Ｃｈｅｒｒｙ］
南アフリカに生まれ、２０代始めにアメリカへ移住。インテリアデザインの会社を経営したのち、１９９４年に作家デビューを果たす。ロマンス、アクション・アドベンチャー、ロマンティック・サスペンスなど幅広いジャンルで自在に筆をふるい、今やＵＳＡトゥデイのベストセラーリストを飾る人気作家となる。受賞歴も豊富な実力派。米国ワシントン州在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
27
(感想を書こうとして何度も消えてしまったので微妙に凹み中)結婚、離婚、再婚を繰り返すキャットの母親。離婚相手のもとに幼い娘を置いていく神経が信じられない。父とキャットの仲の良さに嫉妬して暴言を吐き、後悔したルークが大切な妹として守るようになったくだりから、成長してお互い異性として意識しながら必死で自分の気持ちを抑えている状態も読んでいて楽しい。特にルークの悶々とした独白、笑わせてもらいました♪2017/07/20
アン
21
タイトル通りのお話でした＾＾キャサリンもずーっとルークを想い続けて限界だったのかな、振り向かせるべく迫ります。本当は好きなのに気持ちを否定するルークの葛藤も笑えました。兄（血のつながりはありません）の立場を前面に出して接するも、キャサリンがデートしたり、帰りが遅かったりするとイライラ（笑）ヤキモチ以外のなにものでもないのに自分の気持ちを認めない＾＾；両思いなのに気付いてないのは当人達だけ。読みながらクスクスしてしまうようなロマンスでした。ストレスなく楽しめました。2015/07/10
糸車
20
再読。初めて読んだときと違ってくどいなと思ってしまった。コミックがテンポ良く上手くまとめてあったのでそう感じるのかも知れません。絵も綺麗だし。自分の居場所を探していたキャットが初恋の義兄ルークを思い続けたひたむきさが○。2022/07/11
ちぇしゃ
11
ウブだけどかなり策士なヒロインと、遊び人のくせにヒロインにだけはウブなヒーローの、すれ違いと勘違いのハッピーな物語で大変大好物でございました！物語の始まりからドキドキとSexyな展開なんだけど具体的にHOTはさほどでもなく、ほどよいエロ可愛いロマンスｗ。手を出してほしくてあれこれ頑張るヒロインと、手を出しちゃダメだ！と悶々とし続けるヒーローの我慢大会、二人とも心の声がだだ漏れでメロメロしてて、なんとも可愛くてほほえましくてちょっとエロくて素敵な物語で、大満足！こういうHappyなのをおかわりもっと♡2015/05/01
ドンニ
7
ジレジレがいつまでも続くのか！？ってくらい引っ張ってくれましたwでも嫌いじゃない（＾ω＾）やっとくっついたと思ったら終わっちゃって残念。エピローグ欲しかったー！⭐︎⭐︎⭐︎☆ 星3.52016/07/22
