内容説明
これは男の名誉の問題だ。たとえ不釣り合いな相手であろうと―。ナポレオンとの戦から帰国したヴィンセント・カールトン卿は、親友にして戦友ジャックの妹との結婚を決意した。戦場で死を目前にしながら、ジャックは仲間五人に約束させた。“ぼくが死んだら、このなかの誰かに妹カシーの夫になってほしい”五人は藁くじを引き、ヴィンセントが当たりくじを引いた。カシーとはまだ彼女が少女だったころ、一度だけ会ったことがある。美女に育ったとは思えないが、生き生きした瞳は忘れられない。彼女に事情を明かさず、結婚にこぎつけることが肝心だ。彼は入念に計画を立てて、カシーを田舎の館に招いた。
著者等紹介
ヘリス,アン[ヘリス,アン][Herries,Anne]
美容師として働くうちに生来の想像力が鍛えられ、小説執筆の道に開眼したという。イギリスのハーレクイン社から最初の作品を出したのは1981年。以来、約30作のヒストリカル・ロマンスを刊行している。英国ケンブリッジ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Natsumi
10
ヒストリカル。再読。古本売。戦死した親友との約束を果たすために、その妹と結婚をすることにしたヒーロー。ヒロインとヒーロー視点の分量がバランスよく、中盤までテンポもよく、さくさく読めました。コミカルさ加減も◎。最後はまだ終わらないの?と少々飽きましたが、ラストまでくすりと笑える良い話。2020/05/31
nayui
0
★★☆☆☆
rokoroko
0
最初はいつもの義務で結婚して・・というのかなと思っていたら綺麗じゃないといわれるヒロインの頑固さが強調され・・といわれてもヒーローの愛情もちょっと説明不足・・貧乏かなと思うヒロインが金持ちだったり首尾一貫しろよ!と思った一冊2011/11/10
立花真幸
0
★★★★
サム
0
きれいじゃないとたびたび説明されるヒロイン・・・優しさと 快活さって 人を生き生きさせるんですよね2009/07/29