内容説明
革命の嵐が吹き荒れる十九世紀半ばのヨーロッパ。ロシア亡命貴族の娘ジュリーは使命感に燃えながらトリノの病院で看護婦として働いていた。入院患者のひとり、ハンガリー亡命貴族テオは、自分に大けがを負わせたうえ、恋人を奪った男に復讐しようと固く決意している。民間人の夫婦を装ってロシアを目指すというテオの計画を知り、ジュリーは衝動的に協力したいと申し出た。かくして愛と復讐の交錯する二人の旅が始まった…。
著者等紹介
ボウモント,ニーナ[ボウモント,ニーナ][Beaumont,Nina]
オーストリアのザルツブルグに生まれ、その後アメリカに移り住んだ。歴史小説を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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