内容説明
マギーは心痛と冷気に耐えながら、寂寥とした一帯を歩き続けた。人里離れた牧場へ面接に来たものの、冷たく追い返されたのだ。前科者を雇うほど愚かではない、と経営者のイーサンは言った。誰も信じてくれなくても、神に誓ってわたしは無実―傲慢な男性に蔑まれたくらいで、誇りを失うわけにはいかないわ。一方のイーサンは、暗い空模様を見上げて思い悩んでいた。雪が降り出す前に、あの女性が町までたどり着けるとは思えない。堂々としていながら、どこかはかなげな、青い瞳のマギー。これから吹雪になる…矢も楯もたまらず、彼は車に飛び乗った。人気作家の心ふるえるロマンス。
著者等紹介
フォックス,スーザン[フォックス,スーザン] [Fox,Susan]
人気作家。アイオワ州デモイン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう
29
いただきもの。冤罪で服役したマギー。誰にも信じてもらえず、出所後に紹介で面接に向かった牧場では牧場主イーサンにきつく当たられて、ヒロインの状況ひどすぎるって所からスタート。イーサンのあの態度はいくらなんでもキツすぎない?って思ってしまったよ。傷つきながらも前へ進んでいく芯の強いマギーかっこいい。ホントに保安官のコディがいい人で良かったよ。コディがヒーローでもいいんじゃないの(笑)ハッピーエンドではあるけど、マギーがもっと報われてもいいのになぁ。2017/03/14
kina
1
苦労人のヒロインのお話。かっこいいカウガールなんだろうなあ…。無実が証明されて本当によかった。2016/11/01