内容説明
カリブ海の美しい孤島で父と過ごす静かな日々。完全に外界から遮断され、アニスは無垢な美少女に成長した。やがて父が亡くなり、ロンドンで一人暮らしを始めた彼女は、生活のためにやむをえず、故郷の島を売る決心をする。まず最初に心に浮かんだのは、2年ほど前に島で出会ったギリシャ系の船舶王―危険なほど男性的な魅力を漂わせ、アニスの唇を奪っていったドロゴ・ウルフの姿だった。事情を聞いたドロゴの言葉に、アニスは耳を疑った。「互いにとって好都合な方法が一つある。君と僕は結婚すべきだ」。
著者等紹介
ウィール,アン[ウィール,アン] [Weale,Anne]
ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。2007年、惜しまれつつこの世を去る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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