内容説明
歳の離れた資産家の夫を亡くしたジェシカのもとに突然現れたギリシャ人実業家のニコラス。漆黒の瞳に古代の戦士のような雰囲気を漂わせる彼は、見る者すべてをとりこにするジェシカの美貌に惹かれ、彼女をものにしようと強引に迫る。財産目当ての魔性の女と噂され傷つき、人目を避けるように生きてきたジェシカは彼を激しく拒むも、その傲慢な態度と相反する優しさに心かき乱されて…。
著者等紹介
ハニーマン,ゲイル[ハニーマン,ゲイル] [Howard,Linda]
アラバマ州生まれ。1980年、30歳で作家デビューを果たした。現在も生まれ故郷のアラバマ州に夫とともに暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
19
こういう設定のヒロインは初めて。なので、ワクワクドキドキしながら読んでた。でも意外と早くからヒーローに屈伏してしまうし、すぐに泣くし、最初は強い女性だと思ってたのでちょっと残念。ヒーローは傲慢で自意識過剰で、あんまり好きなタイプではなかったけど、周りの人達が良い人だったし、特にお母さんがステキな女性だった。ラストはニンマリしてしまった。2020/08/19
romance_holic
6
バラのざわめきがハーレクインセレクトから再販、久しぶりに何年かぶりに再読。 このヒーローの傲慢さ比類なし。マスコミに作り上げられたブラックウィドウという誤ったイメージを信じ込み、深い付き合いには乗り気ではないヒロインの意見も聞かず、突っ走ります。極めつけは結婚式の日の悪行三昧。 彼女の行動に完全に罪がないとはおもいませんが、ウエディングドレスのエピソードとか、何度読んでも、他人事でも、小説上のことでも、同情しちゃう。 終盤ヒロインはもっともっと彼にお灸をすえたら?2012/10/04