出版社内容情報
先住民の居留地で生まれ育ったグレイウルフは、弁護士としてネイティブアメリカンの地位向上に尽力していた。あるとき、乱闘事件を起こして投獄された彼は、刑期終了を目前に、やむを得ない事情で脱獄する。そして民家に押し入り、見知らぬ女性を人質にとった。息が止まるほど美しい彼女の名はエスリン。――一瞬にして恐怖のどん底につき落とされたお嬢様育ちのエスリンと、追われる身のグレイウルフ。二人はいつしか、互いの心の侵入者となっていく……。
内容説明
先住民の居留地で生まれ育ったグレイウルフは、弁護士としてネイティブアメリカンの地位向上に尽力していた。あるとき、乱闘事件を起こして投獄された彼は、刑期終了を目前に、やむを得ない事情で脱獄する。そして民家に押し入り、見知らぬ女性を人質にとった。息が止まるほど美しい彼女の名はエスリン。―一瞬にして恐怖のどん底につき落とされたお嬢様育ちのエスリンと、追われる身のグレイウルフ。二人はいつしか、互いの心の侵入者となっていく…。
著者等紹介
ブラウン,サンドラ[ブラウン,サンドラ] [Brown,Sandra]
モデル、女優、テレビのリポーターを経て、作家に転身。ニューヨークタイムズのベストセラーリスト常連で、ロマンス界のリーダー的存在であり、ロマンティック・サスペンスの女王とも呼ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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糸車
38
読み友さんたちの感想に惹かれて購入。家宅侵入、拉致、逃避行、別離、そして再会。まるで映画を見ているよう。ふたりの間にある緊張が手にとれそう。ヒロイン、ヒーローの葛藤が丁寧に描かれているので感情移入が半端ない。不信感があって当然なのに、お互い深い部分で相手を信頼しているのが伝わってくる。すごくいい。ヒーローがどんな言葉を吐いてもその裏にある気持ちを理解して焦れないヒロインの強さに感服。ヒーロー母のロマンスも素敵!作者さんの経歴にもびっくり。才能あふれる人なんだなあ。初読みだけど既に何度も読み返している。2016/07/03
ち~
30
両親に抑圧されながらも裕福な家庭に育ったエスリン。帰宅すると、脱獄犯ルーカスと鉢合わせする。彼はある目的のため脱獄したがタイムリミットが迫っており、エスリンを人質に逃亡を続けた。白人とインディアンの混血のルーカスは憎いはずの白人エスリンに惹かれ、エスリンも恐れつつも彼の本質に何かを感じ取る。再び出所後、礼を言いにエスリンの元を訪ねると、なんとそこには…!愛のない婚姻関係を結ばざるを得なかった2人はルーカスの牧場での生活を始めた。→2020/02/06
ゆう
23
いただいた本。帰宅したら脱獄犯が家の中に。抵抗しながらも脱獄犯ルーカスに惹かれていくエスリン。侵入、逃避行、人種の壁、そしてツンデレ…。なんなの、ルーカスのツンツンからのデレ!ニヤリしちゃう。侵入者ってそっちの意味もアリだったのね。ひさしぶりにロマンス堪能。2016/03/03
菫子
13
白人のエスリンを脱獄者(混血インディアン)ルーカスが拉致・誘拐して人質にして逃避行という前半はかなりハードな展開で読み進めるのも大変だったけど、ルーカスの実家に着いて祖父の死に目に会うために脱獄したこと等を知ったエスリンはイッキに恋に落ちていく。それからは甘〜いロマンス要素(ルーカスは頑なだが)てんこ盛りでイッキ読み!しかもお熱い!人種差別などの社会問題をベースにスピーディーに進むロマンスがいつの間にか牧場モノに展開していて萌え萌え♡少し古さもあるけど傑作だと思います!(Honor Bound)2021/04/05
める
6
中盤までがとても良かった。脱獄した猛々しいインディアンが、WASPの女性の家に不法侵入し、彼女を脅し、辱め、攫う。攫う必要はないのに(*≧艸≦)突然の脅威にくじけず、抵抗することを諦めないエスリンが好きです。一方混血のルーカスは自分に流れる白人の血を無視するかのように、弁護士として不遇なインディアンを救うためデモ活動を行っていた。無実にもかかわらず、またもルーカスが捕まる日の朝が感動的。出所して真っ先にエスリンに会いに来るところと、お礼を言いたかっただけなのに去り難く思うルーカスが◎2014/08/08
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