内容説明
久しぶりに出席した社交界のパーティで、公爵令嬢エリザベスは高揚した気分を味わっていた。目が見えなくなってから人目を避けて暮らしてきたけれど、勇気を出して来てよかった。ところが知り合った紳士と会話を楽しんでいたとき、険悪な声の人物が割り込んできて、彼女を連れ去ってしまう。アリンウィック侯爵！いつもはエリザベスと距離を置く侯爵は、一方的に彼女をふしだらだと罵ると、獣のように野蛮に唇を塞いだ。エリザベスは動揺しながらもすぐさまはねつけた。かつて彼は視力を失いつつあった私を捨てたのだから…。
著者等紹介
フェザーストーン，シャーロット［フェザーストーン，シャーロット］ ［Ｆｅａｔｈｅｒｓｔｏｎｅ，Ｃｈａｒｌｏｔｔｅ］
多彩なジャンルを描き分ける、いま最も注目の作家。カナダのオンタリオ州在住
立石ゆかり［タテイシユカリ］
南山大学外国語学部英米科卒業。英会話講師のキャリアを経て、翻訳の道へ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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choco
7
シリーズ3話目なのを知らず。冒頭から自らを悪魔と呼ぶハイランダー侯爵。愛人が野獣呼ばわり。ちょっとハイランダーに失礼じゃない。お次は舞踏会に向かったと思ったら盲目のヒロインにロックオン。昔の事を謝罪するとかで、そこからはもう懇願男子に早変わり。悪魔はどうした！過去の悪さを狭間から汲み取ろうとはしてみますがはっきり言って1作目から読まないとつらい部類の作です。結局最後まで彼は懇願し続けてました。テンプル騎士団の謎も最後にまとめ語りで解決されちゃうし、若干内容薄め。（でも懇願男子は良いね←小声）2016/08/19
しゅえ
5
…全くおもしろくなかった。冒頭悪魔を自称するイエインがよく分からない（些細すぎる）きっかけで昔の過ちに気づき、謝るためにエリザベスのところに行くけど、楽しそうな彼女を見て苛立って騒動を起こす。その後も謝るどころかちょっかいかけてるだけだし、なんじゃこら。エリザベスも“天使”というには傲慢でヒステリックさがあって好きになれなかった。２人の間にどんな重い過去が…と思えばたいした理由はなく。結局死にかけて「あなたが大事よ」となる無理やり大団円。著者の作品はしばらく遠慮しよう。2018/08/03
りんりん
3
なんか中途半端なヒーローでした。一番大事なものに気づくの12年もかかるし。当時10代だったとはいえ、別れた理由も、もっと深いのかと思っていた。自分勝手だし。押しも弱すぎヒーローです。ヒロインの方が精神的にも大人だったね。2014/02/09
yunna
3
ヒーローがちょっと微妙。ヒロインへの愛はよくわかったけど、現状は自分がまいた種のような。若かったのもあるだろうけど、ちょっと微妙。とりあえずハッピーエンドで良かった。2014/01/06
サム
2
★★ ヒーロー、ヒロイン共に好きになれなかった。深みが無いように感じました。2015/10/11
