内容説明
40年以上も前に、この人と私が愛し合っていた…?セアラは混乱に陥りながら、目の前で事故死した老人の遺品を見つめた。色褪せた写真―若いころの彼と写っているのは、まぎれもなくセアラ自身だ。“彼女の時間から私の時間へ”“光の波動”老人が書き残した謎めいた言葉を手がかりに、セアラは過去の時代へとタイムトラベルを果たす。そしてなつかしい腕に抱かれた瞬間、時空を超えて出会った二人のせつない恋が始まった。永遠の絆を描いた感動作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぇしゃ
13
地味だけど、後からじんわりくる。ヒロインもヒーローも美男美女カップルではないし、最初、え?ヒーローがジジィでストーカー?え?ここからの?と最悪な始まり方をするのだけど、それだけに最後のあの光景は心がじんわりと暖かくなった。派手な展開も大富豪も出てきませんwでも本当は幸せって日々の積み重ねであり、あの光景のことを言うのではないかと思える作品でした。 ちょっと違うけど、35年思い続けている地味な中年の男女の、残酷な日常と恋愛を描いた映画「いつか読書する日」を思い出す、そんな地味で渋いロマンス小説でしたw2014/10/11
すもも
11
★★★☆☆ FLASHBACK 1993年作品 約25年前の作品とあって、最近の作品とは違い過激さはなし。刺激のなさが、少し退屈に思えてしまった。2017/03/13
rokoroko
10
押し入れ掃除してたら出てきた。ある日お年寄りが目の前で亡くなりその人に対する憑かれたような思いをたどって行くと・・と言うタイムトラベル物。この本もひょんなところから出てきてまた読ませてしまう。2017/10/19
ゆう
8
SFチックなロマンス小説。最強の敵と戦いつつ、運命を変える恋をつかみとるためにもがくヒロインのやり方がじれったいけど、読んでて泣けてくる素敵な作品です。いいね~ロマンス…2016/10/17
rokoroko
7
再読。自分を見つめていた、高齢の男性が目の前で交通事故に遭いなくなる。憑かれたように彼の遺品をもらいうけ、その中のカメラで写真を撮ると・・・今のように破天荒なロマンス小説が少なかったころ、とても珍しく楽しく読んだ。双子の姉妹への愛や彼への愛に葛藤するヒロインに好感。やっぱり捨てらんない一冊。2015/07/17