内容説明
16歳のジュニアプロムの夜、兄の親友ジャクソンと踊りながら、ケリーは幸せを噛みしめていた。2年前、ハンサムな彼をひと目見た瞬間に恋に落ちて以来、彼にエスコートされる日を夢見てきたのだ。互いの恋心が高まるまま、2人が浜辺でキスを交わしていると、いきなり罵声が聞こえてケリーは縮みあがった。兄が割って入るなり、ジャクソンを殴りつけて絶縁を宣言したのだ。ショックで涙に暮れるケリーに、ジャクソンは優しく言った。「君が18歳になったらプロポーズするよ」だがケリーの18歳の誕生日当日、彼は現れず…。心にしみる純愛ロマンス。
著者等紹介
ブロックマン,スーザン[ブロックマン,スーザン][Brockmann,Suzanne]
RITA賞を含め、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家。1992年に小説を書き始めた。執筆のかたわらコーラスグループを組んでCDを出したり、恵まれない人たちのために家を再建するボランティア組織に加わったりしている
仁嶋いずる[ニシマイズル]
1966年京都府生まれ。ハーレクイン社のシリーズロマンスを数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
22
さっさとなぜいわない!?と、読む人をじりじりさせる乙女な男子が主人公です。ずっと一途に女子を思いつめるものの、色々と表現への角度が違う彼にズッコケました。でも16歳の妹に院生の友人が迫っていたらお兄が切れるのも当然だと思うなあ。2019/09/11
キッチンタイマー
5
16歳でジュニアプロムに行こうとしてる親友の妹に恋をして以来人生すべてが彼女起源という思い込みが半端ないヒーロー。いや、凄い。それに磨きをかけたのがコカイン密輸の濡れ衣で未開の国で投獄された経験。その性格を反映したかのような作中人物とヒーローの作者の会話がいい軽さを出してて楽しい。ヒーローは変人。集中。集中なんだよ。ヒロインケリーはこんなに重い人で潰れないだろうか。でも読者と作品の無言の期待には、逃げられないだろうねと、つい私も作中人物と話し合ってしまった。2014/05/27
きき
4
再読。ジャクソンがヒロインにメロメロ過ぎて癖になる。 纏わりつくヒーローが犬みたいで鬱陶しいくも可愛い 2019/06/04
きき
2
再会した時にヒロインが結婚しててヒーローがショック受ける展開って初めてかも。ヒーローをロンドンに行かせたことはきちんと話すべきでしょヒロイン兄。ずっと隠したままでズルいわ。一途なヒーロー新鮮だわ2016/07/08
ちゃろ
2
⭐⭐⭐⭐サスペンスもない、ヒーローがヒロインを愛して、愛しすぎるぐらいの純粋なラブストーリー。幼い時の初恋と、ヒーローに裏切られたと思った絶望。ヒーローのそのときの境遇と駆け引きなしの直球のラブレターは、ちょっと出来すぎな感はあるけど。ヒーローが書く主人公とのやり取り(独り言?)も面白い。サクサク読めて、ハッピーになるストーリーでした。2014/06/24