内容説明
1826年、英国。才気煥発な準男爵の娘ジュリアナは強欲な母親に強いられるまま、フランス貴族ニッキーと愛のない結婚をすることに。心のよりどころは愛する亡き祖母へ宛てて手紙を綴ることだけで…(『綴られし乙女の祈り』)。現代、アメリカ。写真家コーリーは、かつての憧れの人スペンスと撮影現場で再会する。2人の距離は縮まったかに見えたが、思わぬ誤解がもとでまた離れ離れに…(『君とめぐり逢うまで』)。読み継がれるヒストリカルの名作『とまどう緑のまなざし』、大絶賛の近作『君といたあの頃に』の各関連作を収録。
著者等紹介
マクノート,ジュディス[マクノート,ジュディス][McNaught,Judith]
ラジオ局や映画会社などに勤務したのち、1983年『言えないことば』で作家デビュー。85年に発表した『とまどう緑のまなざし』でベストセラーを記録し人気作家の仲間入りを果たす。以来、ヒストリカル・ロマンスとコンテンポラリー・ロマンス約16作品を発表。総発行部数は3000万部を超え、ベストセラー作家として不動の地位を築いている。テキサス州ヒューストン在住
後藤美香[ゴトウミカ]
東京都生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒。外資系生命保険会社勤務を経て、翻訳の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みータン
5
関連作は未読。ヒストリカル:とてもいい話なんだけど、短編だけにエピがざっくりと切られててちょっと物足りない…。魅力あるヒーローだけにもっとじっくり読みたかったなぁ。★3 コンテ:じっくり描かれた人物関係に最初つまづいたけど、初恋から失恋、そして再会…その展開に萌えた♪ヒーローがヒロインを追いかけるエピにニマニマ、でもその後大暴走するヒーローにはついていけなかった^^;ちょっと惜しい… ★32012/02/11
夜の女王
3
☆☆☆ 短編は話に余計な紆余曲折がなくてがラブ集中なところがいい。2編ともとてもよく出来てて感動的だった。とはいえ最初のジュリアナの話は、もう少し二人のすれ違いが見たかった気が。純真な娘とへそを曲げた放蕩モノ…結構ツボな関係だったので、ちょっと物足りなかった。両方とも本編も読んでみたくなった。2012/12/13
kyara
3
ほんと、マクノートは好き。ヒストリカルは<とまどう緑~>の関連系。もっと長くてよかったのに~コンテも短い中に切なさ・すれ違いがぎっしり詰まってた。この短さでも完成させてるのは上手いな!2011/12/20
ひまわり
3
短編なのがもったいない2編。ヒストリカルはもっとじっくり読みたかったな〜2011/12/16
Mrs.涼子
3
面白かったぁ。泣ける。どちらの短編もさすがにマクノート。どちらも祖母がイイ。『Until You』を早急に邦訳して欲しい!2011/11/24