内容説明
カミラはコルディナ公国のプリンセスとして、絶えず注目を浴びる生活に息苦しさを感じはじめていた。特に母親譲りの美貌を持つ彼女は、パパラッチの格好の標的。カミラは精神的に追いつめられ、半ば飛びだすようにして旅に出た。つかのまプリンセスであることを忘れて本当の自分を探すために。ところがすぐに嵐に見舞われて立ち往生してしまう。やむを得ず通りかかった車に助けを求めると、あろうことか運転していた男は迷惑顔で説教を始めた。こんなに無礼で無作法な人、見たことがないわ!でも彼の厚意にすがるしかなくて…。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える
長田乃莉子[ナガタノリコ]
日本女子大学文学部史学科卒業。銀行勤務、翻訳講座のインストラクターを経て、出版翻訳者としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うさぎ
13
後半から一気に面白くなった!2024/03/03
菫子
13
粗野で無骨で無作法な考古学者(じつは子爵)ヒーローがいい味を出してるきゅんきゅん系ロマンス!考古学の知識も楽しかったです。コルディナのプリンセスヒロインは元気はつらつで、自ら誘惑したり愛の告白をさせようと仕掛けたり結婚を持ち出したりと積極的なので、耐えるヒーローを美味しく読みました。後半は両家の父と母と兄と妹も出てきて全員でうまく策を練ってふたりをくっつけようとする所がノーラ作品らしくて。人生にはロマンスが必要なのよ、というノーラ先生の気持ちがセリフにもなって伝わってきてラストでは幸せいっぱいでした♡2021/03/28
アーコ
1
再読。2018/02/07
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