内容説明
無秩序の女神アニヤには秘密がある。堕落した母親と魅惑的な容姿を持つ故にふしだらな女と決めつけられているが、呪いのせいで愛を交わすことができないのだ。“死”の魔物を宿す戦士ルシアンに恋い焦がれているものの、決して結ばれることはない。だが募る思いを抑えきれず、ある夜アニヤは彼を訪ねた。周囲の男たちが眺め回してくるなか、ルシアンだけは見向きもしない。ところがアニヤが意を決して挑発すると、冷静な仮面が外れ、彼女を黙らせるかのように唇を奪ってきた。情熱にのみこまれ、彼女は気づいた。呪いの真の意味を。
著者等紹介
ショウォルター,ジーナ[ショウォルター,ジーナ][Showalter,Gena]
NYタイムズベストセラー作家。ロマンス小説好きが高じて、自ら書きはじめる。独自の世界観やユーモア、セクシーな作風が絶大な支持を得て、パラノーマル・ロマンスを始め、コンテンポラリー・ロマンスやヤング・アダルトの分野で活躍
佐野晶[サノアキラ]
東京都生まれ。獨協大学英語学科卒業。友人の紹介で翻訳の世界に入る。富永和子名義でも小説、ノベライズ等の翻訳を幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菫子
13
"死"の番人で傷だらけで自分に自信のないルシアンを押して押して押しまくるヒロイン(苺クリームの香り)がかわいくて応援しながら読みました。美形で、傷跡に覆われた筋肉質のタフなヒーローはこの洋書の表紙のイメージどおり♡ 血塗れで目を覆いたくなるシーンもあるけどキュートで一途な主人公たちのお陰で楽しい気分で一気読み。他のメンズたちも皆魅力的で女子の夢みたいな作風にワクワクします。つぎはレイエス♪2022/11/01
いいちゃん
12
★★☆☆☆何だか神と戦士の恋愛は現実味がないなぁ。やはり性欲先行はあまり好みではないらしい。2023/11/03
アカツキ
11
オリンポスの咎人2作目。不死身の戦士たちが楽しむパーティーに潜入したアニヤ。恋焦がれるルシアンとキスした直後時が止まる。クロノスの気配を察したアニヤは逃げ出すが、クロノスはルシアンにアニヤを殺すよう命令して…。前作H/Hに助け舟を出した無秩序の女神アニヤと死の魔物を宿すルシアン。今作のロマンスは楽しかった。最初、アニヤの言動が受け付けず無理!と思ったけれど、ルシアン大好きっ娘に付き合っているうちにいつの間にか好きになっていた。ヒロインだからウザ可愛いけれど、そうでなければ質の悪い女というバランスが面白い。2020/06/17
もか*
6
前作より話は、良かったと思う。すぐにほいほいとくっつくのでは無くお互いが惹かれあっているのにお互いの使命のためになかなか素直になれず、その葛藤が出ていて良かった。2011/06/06
mum0031
4
無秩序の女神アニヤと暗黒の戦士ルシアン。 冷静沈着なリーダーのルシアンが、無秩序の女神アニヤに翻弄される。 其々に呪いをかけられ、逃れる方法を模索中。2017/08/07
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