内容説明
身の上相談所に勤めるジェシーは、ある中年女性から相談を受ける。大学生の娘が怪しげな環境保護財団に取り込まれて家出してしまったので、彼らの不正を暴いて娘を取り返してほしい、と。ジェシーに求婚中のサムはその話の危険性をすぐに察知し、手を引くよう彼女に忠告した。しかしジェシーはまったく聞く耳を持たず、財団本部がある島に単身乗り込むつもりだという。根負けしたサムはジェシーに同行し、旅行中の夫婦のふりをして潜入調査を開始した。この厄介事を解決した暁には、必ず彼女の心を奪ってみせると決意しながら。
著者等紹介
クレンツ，ジェイン・Ａ．［クレンツ，ジェインＡ．］［Ｋｒｅｎｔｚ，Ｊａｙｎｅ Ａｎｎ］
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと１９７９年より作品を発表。７つの作家名をもち、現在はアマンダ・クイック、ジェイン・キャッスル、ジェイン・Ａ・クレンツの３つの名義をジャンルによって使い分ける。バラエティに富む著作は１５０冊を超え、全米有力各紙のベストセラーリストをつねに賑わせている。米ロマンス作家協会特別功労賞をはじめ受賞歴多数
細郷妙子［サイゴウタエコ］
東京外国語大学英米科卒。外資系企業勤務ののち、ロンドンで宝石デザインを学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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糸車
22
再読。ヒーローのハッチが愛おしくて何度も読み返してます。時間がないときは付箋が貼り付けてあるあたりを重点的に(笑)。過去の経験から見返りがなければ愛されないと思っているハッチ、だからこそ必死で働く彼が不憫で。だから少々変わったヒロインでも良いんです、ハッチを心から愛してくれる女性だから。クレンツのヒーローの中でもかなり好きです、ハッチ。2018/04/08
糸車
21
ヒーローにはまった。有能で冷静なハッチの思考や行動にあちこちくすりと笑えるのは何故なんだろう。ジェシーに愛されたいという気持ちがダダ漏れでとにかく愛おしい。気づけば付箋だらけ。天敵のように避けていたハッチが仕事で疲れ切ってソファで寝入ってしまったのを起こすのは忍びないと毛布までかけてあげるジェシーはクレンツのヒロインらしく心根が優しい。突飛な行動をとる彼女を好きになれば楽しめるお話だと思う。ツボったセリフはいっぱいあるんですが一番はこれ。「きみから花を贈ってもらうためにはどうしたらいいか、訊きに来たんだ」2015/05/22
terutyann
2
大好きなクレンツ♪クレンツらしいH/Hと世話の焼ける家族（苦笑）。2011/02/11
くろ
1
ヒロインにちょっとイラッと… ★★★☆☆2013/07/28
MOMO
1
それなりに楽しかったんだけどもさぁ、いかんせん、ジェシーちゃんがあまりにも能天気なうえに、頑固で衝動的で、おまけに思慮分別がゼロなもんでさぁ・・・２７歳にもなって何やってるんだか状態・・・・これがせめて２２歳ぐらいだったら、まだ、純真で、一途で可愛いとも思えたんだろうけどねぇ・・・おまけに彼女の家族の依存率の高さときたら・・・ハッチ君でなくともイヤになっちゃうわ！あと、事件の方も、なんだかぱっとしなかったわねぇ・・・ 2011/02/04
