内容説明
CIA諜報員のゾーイは、ある極秘任務を依頼されて国防総省の一室に赴いた。ずらりと待ち構えた特殊部隊SEAL隊員たちのなかで、とりわけ存在感を放つのは海軍の伝説的英雄ジェイク・ロビンソン。憧れの人に燃えるような瞳で見つめられ、ゾーイは足が震え、その場に崩れ落ちそうになるのを必死でこらえた。今回の作戦では、ゾーイはそのジェイクと組んで反政府組織に潜入捜査することになっている。それも彼の新妻として寝室をともにするのだ。きっとこれはチャンスだわ。長年思い続けてきたヒーローの心を手に入れてみせる。
著者等紹介
ブロックマン,スーザン[ブロックマン,スーザン][Brockmann,Suzanne]
RITA賞を含め、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家
長田乃莉子[ナガタノリコ]
日本女子大学文学部史学科卒業。銀行勤務、翻訳講座のインストラクターを経て、出版翻訳者としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
14
ベトナム戦争の英雄で50代のヒーロー。話は90年代が舞台。テロリストグループに奪われた有毒ガスを奪還する任務に、今は海軍で大将にまでなっているヒーローが現場復帰。部下からはおじいちゃん扱いされる。自分が生まれる前に父親がヒーローに救われたことで、CIAのヒロインはヒーローを英雄視しており、最初から好き好きモード。対してヒーローの方はヒロインに惹かれながらも自分の娘といってもおかしくない年齢差にタジタジ。面白かった。トップガンのマーヴェリックとアイスマンを足して2で割った感じ。アイスマンは海軍大将らしいので2023/03/20
すもも
5
★★★★☆ ヒーローは軍での活躍が本になるほどの伝説の海軍大将。50越えのヒーローは(メインでは)初めてかも。シリーズ前作から続けて読むのがお薦めです。ヒロインのヒーローへの気持ちが英雄崇拝から生身の男性への愛へ変わっていく過程をもっと書いてほしかったな。でも、面白かった!(The Admiral's Bride 1999年作品)2015/07/26
ちゃろ
4
⭐⭐⭐再読。前作でデイジーを亡くしたジャックがヒーロー。ヒロインは父親がベトナムでジャックに助けられ、ジャックを英雄視している、年の差カップル。二人で敵地に夫婦を装って潜入。ヒロインの若さとアタックにタジタジになりながらも、ヒロインにメロメロになっていくジャックでした。2014/12/17
mum0031
1
CIA生物・化学兵器専門家ゾーイと、SEAL所属大将ジェイク。 軍の研究所から、化学兵器トリプルXが盗まる。奪還作戦の為招集され、現役を退いて約30年のジェイクが、潜入捜査をする事となる。ベトナム戦争当時、若干22歳のジェイクが負傷兵・捕虜の奪還作戦をしていて救出された兵士を「ジェイクの坊や」と呼ばれていて、ゾーイの父ラング軍曹も、取り残された負傷兵だった。 ゾーイの英雄で、心を寄せるジェイクと惹かれあう。 現役のSEAL隊員と、体力勝負しても負けないスーパーヒーローのジェイクってカッコイイ。2018/12/21
まめもち
1
海軍大将ジェイク×生物・化学兵器博士ゾーイの年の差カップルストーリー。前作で恋人を亡くしたジェイクが自分がかつて救出した男の娘に英雄視されるのにうんざりしつつ、男としてみてほしい願望に悩む。奪われた生物兵器を取り戻すために敵基地に入り込むんだが、奪回作戦より監視カメラだらけの中でどうやっていちゃつくかに重点が置かれてた気がする。だって敵は今まででいちばんポンコツだった。2016/05/11
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